2022年03月10日

箭木農園の原木しいたけ

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中山千枚田がある辺りよりさらに上、
奥中山と呼ばれる場所で原木しいたけを栽培している
箭木農園(やぎのうえん)さんに行ってきました

というのも、最近、
取材先で箭木さんのしいたけが立て続けに話に出てきたから。
1つは福武ハウスで4月から出るお弁当に使われるという話、
もう1つは井上誠耕園の新商品「だしオリーブオイル」に使われているという話。


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そこで、「これは1回ちゃんと話を聞いておかなきゃ」と
箭木農園5代目の箭木槙也さんに、ほだ場を見せてもらってきました。

「現在、スーパーなどで売っているのは
ほとんどが菌床栽培のしいたけ。
その方が安定した数を出荷できますからね。
原木しいたけは、収穫できる時期とできない時期があるし、
きのこの大きさもまちまちだから
大きさのそろったものを決まった数用意するのが難しいんです」

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しいたけにも品種があって、
箭木さんのところでは3品種を栽培しています。
収穫できる時期や、固さ、あと厳密には香りとかも品種によって違うそうです。

絶対わからん〜〜💦

原木しいたけの栽培は、まず木を切るところから。
クヌギの木を切り倒し、乾燥させて1mくらいの長さに切って
そこに種駒(たねごま)という
しいたけの菌を培養した木片を打ち込んでいきます。
それによって木全体にしいたけ菌が行きわたって
しいたけが生えてくるそうです。

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以前はしいたけ狩りもしていましたが
今はやっていないそう。

「採ってみますか」と言われて
人生初のしいたけ狩りをした結果がコレです。

無残・・・

どうやらセンスがないようです。


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箭木さんのしいたけが買えるのは
池田の産直や島内のスーパーの産直コーナー。
乾燥しいたけは
学校給食や佃煮やさんでも使われているそうです

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しいたけ以外に、キクラゲやヒラタケなど別のキノコも作っています。
こちらは菌床栽培で。

菌床とは、おがくずのかたまりにキノコの菌を培養したものですが
箭木さんはこの菌床を手づくりしようとチャレンジしています。

220302_箭木しいたけ (6)00.JPG

木を粉砕しておがくずを作るところから

スゴ〜

代々受け継いだ原木しいたけ栽培を守りながら
新しいことにもチャレンジする5代目

手づくりの菌床がうまくいくかどうか、結果がわかるのはもう少し先になりそうです。

posted by しまラジ! at 07:00| 香川 ☁| ○日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする