2021年12月21日

スペイン産緑果オリーブオイル2021

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先週に引き続き、きょうも
「瀬戸内しまラジ!」放送では
井上誠耕園 園主の井上智博さんにご出演いただいています。

きょうはスペイン産のオリーブオイルについてお聞きしました〜


「私たちは成木で約5000本のオリーブを
小豆島で栽培していますが
やはり島内のオイルは生産量や手間暇の関係で高額になってしまう。
だから、よりリーズナブルに味わっていただけるよう
スペインとオーストラリアの契約農園でもオリーブを栽培しています」

そのなかでも、2003年に出会ったスペインのルケ家とは
家族ぐるみのお付き合いをしているそうです。

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「亡くなった先代のアントニオ、
お嬢さんのベレンと長男のマニエル。
そしてベレンの旦那さんのラファエル。
このルケファミリーの人柄と園地のすばらしさにほれ込んで
契約農家になってもらったんです。
アントニオは、スペインでのオリーブ有機栽培の草分け的存在。
マニエルもその遺志を継いで
アンダルシアのオリーブの価値を上げようと頑張っています」


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ルケ家と協力して、今年もおいしいスペイン産緑果オイルができました

井上誠耕園とルケ家はお互い信頼するパートナー。
この2年間はスペインへ行くことは叶いませんが
オンラインで意見交換しながらよりおいしいオリーブ作りに奮闘しています。
ルケ家がていねいに育てたオリーブを
井上誠耕園がきちんと適正な価格で購入。
それを資金にルケ家ではまた新しい遠心分離機を導入するなど
オリーブオイルのための設備投資に使ってくれているそうです。

そんなスペインの農園では、現在アルベキーナ種の園地を広げているところだそう。

アルベキーナの魅力とは?
「この品種は、暑さにも寒さにも強いんです。
ワイルドで旺盛、自由奔放に枝を伸ばす野性的な木というイメージ。
ですが、それに反してオイルはやわらかくてやさしい味。
昔小説か何かで『男はタフでなければ生きていけない、やさしくなければ生きていく資格がない』という一節がありましたよね。
この木も、こういう野性味とやさしさのギャップがいい。
“こうありたいな”と思うような木なんです」

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「アルベキーナはスペイン原産で、
スペイン北部のアルベカという町で生産が広がった品種です。
このアルベカという町もとてもいい町。
機会があればぜひ行ってみてほしいですね」

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遠くスペインの地で、日本の私たちのためにルケファミリーが作ってくれたオイル。
スペイン産緑果と完熟オイルのセットは
赤と緑のラベルでクリスマスギフトにもおすすめですよ。


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posted by しまラジ! at 07:00| 香川 ☀| ○日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする