2021年11月09日

寒霞渓2021裏八景を歩くvol.1

211107_寒霞渓 (26)00.JPG
11月7日、山頂の紅葉

寒霞渓の紅葉は今まさに真っ盛り
ロープウェイからも真っ赤に染まる渓谷が見下ろせます。


211107_寒霞渓 (8).JPG
11月7日のこううん駅周辺

そんな旬の寒霞渓で、
裏八景を歩いてきました

案内してくれたのは寒霞渓ロープウェイの三浦さん。

211006_寒霞渓 (9)00.JPG

「寒霞渓の山頂までは、
紅雲亭のあるこううん駅からロープウェイで上がるだけではなく、
山のなかの遊歩道を通って上がることもできます。
寒霞渓の渓谷を挟んで西側の遊歩道には表十二景、東側には裏八景と呼ばれる名所があり、
たくさんの奇岩や絶景を見ることができます。
そうした奇岩と紅葉のコラボレーションこそ、寒霞渓らしい景色だと言えるのではないでしょうか」

今日は、山頂からその裏八景を降りていきます


IMG-1226.jpg
10月26日、ロープウェイから見た景色

まずはこううん駅からロープウェイで山頂まで上がります。
取材したのは10月末でしたが、木々も少しずつ色づき始めていました

IMG-1233小.jpg

山頂駅から駐車場を横切った先、
古いトイレの脇に裏八景の入口があります。
ここからいざ!スタート


IMG-1236小.jpg

最初はゴツゴツとした石段が続きます。
前日に雨が降っていたこともあり、
苔が生えているところはかなりすべる!!

景色を見るときは立ち止まってからじゃないと危険
歩くときは足元をしっかり見て歩きましょう。


IMG-1239小.jpg

途中、落石が石をふさいでいるところも。

山の中なのでこういうこともあります。
今回は歩いて超えていけるレベルでしたが、
危険そうなら引き返しましょう。

IMG-1240小.jpg

「こういう岩が、寒霞渓らしい岩ですね。
安山岩という岩なんですが、岩の表面に筋が入っているのが見えるでしょう。
これが、溶岩が冷えて固まった岩なんです」

登山道のすぐ脇に、こんな大きな岩がどんと鎮座しています

15分ほど、足元に気を付けながら降りていくと
第1景の「鹿岩(しかいわ)」が見えてきました

IMG-1267.jpg

鹿が右を向いて山並みを眺めているように見えます。

そんな鹿を見上げつつ、くるっと後ろを振り返ると…

IMG-1259.jpg

海です

向こうに見えるのは田浦半島

今日は本当にいい天気。
やっぱり空が青いと海もきれいですね〜
海と山が同時に眺められるのも、小豆島の自然の魅力ですね


IMG-1250小.jpg

ここまでは深い森を歩いているという印象でしたが
この辺りにくると少し視界が開けてきます。
この日は抜けるような青空で、とっても気持ちがよかった!

IMG-1262小.jpg

鹿岩のすぐ下にあるのが「松茸岩(まつたけいわ)」
その名の通り…です


すごい形ですよね・・・
この松茸岩の下の部分は
「火山角礫岩(かざんかくれきがん)」と呼ばれる石。
火山から噴出した岩石が降り積もり、
それが長い年月をかけて浸食されたものだそうです。

IMG-1272小.jpg

きれいな木洩れ日のなかを
ゆっくり下りながらさらに歩いていきます。


IMG-1278小.jpg
一面の苔に落ちる木漏れ日

「寒霞渓の紅葉は、約1ヵ月間という長い期間楽しめるのも特徴の一つです。
11月上旬ごろから山頂駅周辺が紅葉し、次に11月中旬ごろはロープウェイ沿線、
下旬ごろになるとこううん駅のあたりまで紅葉していきます」

IMG-1284小.jpg

苔好きのワタシ、こんなん見ると超テンション上がるんですけど






posted by しまラジ! at 10:43| 香川 ☁| ○日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする