中山千枚田。後継者不足による耕作放棄地増加の対策として棚田オーナー制を導入。また、映画『八日目の蝉』のロケ地になったことで、伝統行事の虫送りが復活しました。
日本版持続可能な観光ガイドライン
(Japan Sustainable Tourism Standard for Desstination)
JSTS-D
って、ご存じですか??
(Japan Sustainable Tourism Standard for Desstination)
JSTS-D
って、ご存じですか??
きょうはチョット難しい話💦💦
ですが、観光の島・小豆島にとっては大切な話
ですが、観光の島・小豆島にとっては大切な話
小豆島町商工観光課 塩田琴未さんに話を聞いてきました
今やさまざまな社会活動の基準となりつつあるSDGs
その考え方は、旅行・観光業でも重要視されています。
その考え方は、旅行・観光業でも重要視されています。
そこで観光庁が、日本の観光業に落とし込みやすい形で策定したのが、日本版持続可能な観光ガイドライン(JSTS-D)です。
2020年から、そのJSTS-Dに基づいた取り組みを行うモデル地区を選定しており
今年、2021年は、小豆島町を含む15地区が選定されました。
今年、2021年は、小豆島町を含む15地区が選定されました。
「小豆島町は、豊かな自然、オリーブやそうめん、醤油といった地場産業、さらに農村歌舞伎などの伝統文化も息づいていて、離島ながら観光資源に恵まれた場所です。
ですが少子高齢化は深刻で、こういった観光資源を守って次の世代に伝えていくことが大きな課題となっています。
さらにコロナで外国人観光客も激減しています。
今後、観光客を呼び戻し、しかも持続可能な形でSDGsの指標に基づいて続けていくということは、まさに小豆島町の課題解決にマッチする取り組みなんです。
しかも、ほかの離島でも同じような課題を抱えている場所は多い。そういう地域のモデルとなるような、持続可能な観光づくりに取り組んでいこうと、今回の事業に申請したんです」
寒霞渓ロープウェイからの眺め。明治時代、長西英三郎という人物が神懸山保勝会に多額の寄付をし、外国人による買収を阻止したという歴史があります。
モデル地区に採択されたのが4月。
それ以降、コロナで遅れている部分もありますが、
町の担当者や観光事業者は専門家のアドバイザー派遣や公認トレーニングを受ける予定になっています。
それに加えて、もう一つ大きな課題が。
「持続可能な観光をがんばっている都市を認証・表彰する国際的な機関があって、そのTOP100選にエントリーしています。
持続可能な観光に関する指定の30項目のうち15項目を達成していることがエントリーの条件で、エントリーの際に提出したレポートも合わせて選考が行われます。
もし選ばれたら、世界の100都市に選ばれるということ。今、世界の旅行者の志向は、サステナブルな旅行をしたい、旅行先でSDGsに関わる体験をしたいというニーズが増えていると言われています。
そんななかでTOP100選になることで、海外からのインバウンドが戻ってきたときに、選ばれる観光地になれる可能性があるんです」
モデル地区認定やTOP100選エントリーのための資料やレポート作りを行ったのが、塩田さん。
しかもそれらの資料はすべて英語で提出しなければなりません。
英訳のサポートは、小豆島町の地域おこし協力隊、鈴木綾乃さんが行いました。
TOP100選への認証は、10月初旬頃には発表される見通し。
小豆島町の今後の観光業のためにも、ふたりの努力が報われるためにも、ぜひ認証されてほしいですね。