2021年09月14日

讃岐の醤油醸造技術が、登録無形民俗文化財に

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マルキン醤油 醤油蔵内部の木桶

小豆島の伝統産業の一つ、醤油づくり。
そのなかのいくつかの蔵で脈々と受け継がれているのが、木桶仕込みの醤油づくりです。

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ヤマロク醤油 醤油蔵の内部

木桶仕込みとは、大きな杉の桶を使って醤油を作ること。
タンクで大量に作る醤油とは違い、
蔵や木桶そのものの差や
作り手のこだわりが出やすく
醤油ごとに個性が出やすいのが特徴です。

そんな、小豆島の木桶仕込みの醤油を含む
香川県の醤油醸造技術が
国の登録無形民俗文化財に登録されることになりました。

今日の「瀬戸内しまラジ!」放送では
この無形民俗文化財登録について
小豆島町役場生涯学習課の真砂さんにうかがっています。

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小豆島町教育委員会生涯学習課の真砂祐樹さん

「登録無形民俗文化財は、今年6月の文化財保護法改定により、新しく規定されたものです。
その第一号登録ということで、香川県の醤油醸造技術と、高知県の土佐節が登録されることになりました。
古来より引き継がれてきた技術が文化庁に認められたことを、町としても大変うれしく思うと同時に
お醤油屋さんが脈々と受け継いできたこの技術を、将来に継承するお手伝いをするため
今後もこの小豆島の醤油産業について普及啓発に努めていきたいです」

豆島の醤油産業については、資料が少なくはっきりとした歴史はわからないんだそう。
いちばん古い記録では、1800年頃にはすでに大阪へ出荷するようになっていたそうです。

「小豆島には今も木桶で醤油を作っている蔵があります。
なかには蔵の見学ができるところもありますので
島に来られたときはぜひ足を運んでいただいて、
五感で醤油を楽しんでもらえたらと思います」


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株式会社ヤマヒサ 木桶での櫂入れ作業

“醤の郷”と呼ばれるエリアでは
「うちは〇〇さんとこの醤油」と決めている家庭も多いそう。

醤油って、そんなに気にして選んだことなかったなー
と思った人も多いのでは
蔵ごとに違うその味を、ぜひ食べ比べてみてください


ちなみに高松市内のスーパーでも、ちょっと大きい店では
高橋商店のそら豆醤油など、小豆島の醤油もいくつか並んでいます

そのほか、ふるさと納税の返礼品になっているものも
遠方にお住まいの方も、日本人のいちばん身近な調味料である醤油を
ちょっと気にして選んでみてはいかがですか。


posted by しまラジ! at 07:00| 香川 ☁| ○日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする