2021年08月18日

小豆島霊場 第33番 長勝寺

210804_長勝寺西の滝 (9)00.JPG

昨日お伝えした西之瀧の本坊がこちら、
第33番 長勝寺です。

そしてこの鐘は、長勝寺にある梵鐘。

建治元年(1275年)に作られたもので、銘文からは作者の名前もはっきり読み取れます。
元は、西の瀧の境内にあったものが長勝寺に移され、
昭和41年に国の重要文化財に指定されました。

ほかにも
木造伝池田八幡本地仏坐像(国指定重要文化財)
宝篋印塔(国認定重要美術品)
といった貴重なものが収められています。

210804_長勝寺西の滝 (77)00.JPG
長勝寺の奥の院 西之瀧で撮影

住職の山岸隆信さん。
長崎のお寺の次男として生まれ、高野山の金剛峯寺で長年勤めた後、
平成27年に副住職として長勝寺へ入り
平成30年から住職を務めています。

「小豆島に来て思うのは、お参りされる方とお坊さんの距離がとても近いということ。
だいたいは私か家内が出て対応しますが、
何の気なしに立ち寄られた単身旅行者の方が何時間もお話して行かれることもあります。
また、県外の信徒さんのなかには、年に一度決まった時期に参拝される方もいますが
何度も来ていると島のお店の人たちとも顔見知りになっていくんでしょうね。
里帰りのような感覚でおいでになる方も多いですよ」


210804_長勝寺西の滝 (24)00.JPG
本堂の前にある大きなモチの木


住職の奥さんの由起子さんは、静岡県出身。
由起子さんの実家もお寺で、住職とは高野山で出会ったそう。

「小豆島の人は優しくて温かいですね。
空も広いし、おおらかなところだなと思います。
島外からやってきた私たちのことも温かく受け入れてくださいました」

そんな由起子さんは、上から4歳、3歳、1歳の子どもたちのママ。
最近ではママ友がお子さんを連れてお寺に遊びに来ることもあるそうです。

「お参りの方のなかにも、子どもの成長を楽しみにしてくださる人が多くて。
うちの子どもたちにはじぃじ、ばぁばがたくさんいて、
それはお寺の子ならではだなと思います」


210804_長勝寺西の滝 (17)00.JPG
境内に自生しているユリの花

若い世代で親しみやすい雰囲気の住職と由起子さん。
信徒ではないし、お寺って敷居が高そう…と思っている人も
まずは一度、気軽に足を運んでみるのもいいかもしれません。


210804_長勝寺西の滝 (18)00.JPG
小豆島八十八ヶ所霊場 第33番 長勝寺
小豆島町池田1561-1
0879-75-0343

posted by しまラジ! at 07:00| 香川 ☁| ○日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする