オリーブの花から酵母を探したい。
目的の酵母はお醤油を作るための塩分に強い酵母。
そして、お醤油の菌が飛び交う小豆島ならきっと見つかると
お醤油に使える菌は4年かかって商品化されマシタ。
さらに8年、合計12年かかり、どんな食品にも使える酵母を
見つけることができマシタ。
元々は日本酒造りに関わっていたという、ヤマヒサ醤油の
松井幸一さん。

「幅広い商品に使える酵母を探したかった」と
1週間ほどしか咲いていないオリーブの花から毎日、酵母を採取する日々。
「実は日本酒を作っていたころには、桜の花から酵母を探して
いました。オリーブの花でもできるはず。咲いて直ぐに散ってしまう
オリーブの花がもったいないと思っていました」と話しマス。
その思いに応えて地元のあずきベーカリーさんでは
オリーブの花酵母のパンに挑戦。
最初は、パンが発酵するのに4日もかかったそうデスが
今では2日でできるようになり、酵母の風味がはっきり
分かるパンは、大人気。

フクロウもなかなか手に入れられない、即売り切れの商品になってイマス。
今回、ヤマヒサさんのおかげでお味見ができマシタ。
また、お味噌にもぜひと、お願いして
森製麹所で、小豆島産のお米ともに作られた
『オリーブの花酵母で仕込んだお味噌』。
更に!まめまめびーるさんでも
全部、小豆島の材料でビールを作りたいという同じ気持ちで
もうすぐ、オリーブの花酵母のビールが、お披露目される予定デス。

オリーブの花は小さいデスが、大きく花開いたオリーブの花酵母。
「もう、子供が生まれてような、そんな感無量という感じでした。
思っていたことが、実際形になる・・・という事が本当にうれしくて」と
松井さんはお話ししてくれマシタ。