2021年01月19日
鈴の音に幸せ求め島遍路〜2021年、小豆島霊場
本来なら、今月1月21日は小豆島霊場会の島開きが華やかに
行われマスが、今年は感染症拡大防止のためもあり中止デス。
「小豆島霊場の歴史は弘仁5年(815年)、平安時代にできたとも
言われており、資料はないですが江戸時代には88番の札所ができました」。
「今年は行同は中止ですが、総本院でコロナ退散の法要を
行います」。
今年の小豆島霊場のお話を
小豆島霊場会会長、保安寺の宮内義澄ご住職に伺っておりマス。
「密を避けるため、基本はお寺さんだけで疫病退散、コロナ退散の
法要を行います」
という当日のほかにも、こんな時期だからこそと取り組んでいることが・・・。
「写経、写仏を昔やって西安にまで持って行ったことがあるのですが
今、向いているのではと、各地のご先達さんらに送っております」。
集まった写経、写仏は状況に応じ
令和5年の弘法大師様、生誕1250年に高野山か長安で法要されるそうデス。
「修行大師の姿を色を塗っていただいてもいいし
奉納していただこうと、公認団体へはすでに送らせていただきました。
また、総本院やお寺さんで写経、写仏を行う予定です」。
「令和5年までに一万願を、これから積み上げていこうと思い
来年の瀬戸内国際芸術祭にも、来られた方に参加していただけるよう
一般の方ができるように考えております」。
例年、小豆島霊場の島開きはお遍路さんの持つ鈴の音とともに
始まり、お遍路さんが四季ごとに趣を見せる小豆島を巡りマス。
「百年に1度かもしれない不安の時。鈴の音に幸せ求め島遍路・・・
どうか、心の鈴を鳴らして下さい。心の安泰を私共は望んでおります」。
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