2020年10月05日
伝統を繋ぐ、中山農村歌舞伎保存会奉納
昨日、10月4日。
小豆島のいくつかの場所で地元神社の祭事が行われてイマシタ。
棚田の麓、中山春日神社でも、朝から自治会の
皆さん、そして中山農村歌舞伎保存会の皆さんが
集まってイマシタ。
中山自治会の井口会長、保存会の久保会長🔺
中山農村歌舞伎保存会の久保会長にお話を伺ってマス。
「自治会から、奉納の三番叟だけでもお声が上がり
ました。私と三味線、三番叟の舞手の3人で1週間
くらい練習を続けました」。
準備も例年の何幕もの奉納と違い余裕…多分ちょっと
余裕をもって進められてイマシタ。
衣装方さんが全員、1人に集中…
三番叟の準備が整う頃、黄色の中山自治会の法被がならび
春日神社では、亀山八幡宮の宮司さんが神事を行いマシタ。
いよいよ、三番叟奉納のはじまりデス。
三番叟は、鎌倉時代発祥と言われる古い能楽がはじまりで
芸能の原点、祭儀での格式高い演目デス。
演じたのは昨年に続き、箭木佑也さん。
「今年は練習も1人で少し寂しく思った」と話してイマシタが
立派に三番叟を奉納されてイマシタ。
「いつもなら、三味線がある程度、踊りに合わせるんです。
今年は録音した音に合わせ無ければいけないので心配
していましたが、直ぐに慣れて自分のものにしていましたね」。
この日は、さぬきセンチュリーライドのバイカーに、
兵庫県などから観光に来られ偶々、中山に立ち寄ったという
方まで、偶然に出会えた奉納舞台に釘付けのようす!
「コロナ下で神事が無事に取り行えたこと、奉納が
出来たことは喜ばしい限りです。
来年は収束を願い、今出来ることをやっていきます」。
来年、再来年…また華やかな奉納歌舞伎が見られるのを
楽しみに待ちたいデス。
<関連記事>
秋祭り準備〜中山自治会
小豆島農村歌舞伎調査報告書
2018中山農村歌舞伎保存会〜裏!