昨日、6月23日の壺井栄さんの命日には
毎年恒例の壺井栄賞受賞式が行われマシタ。
「良いお天気に恵まれ本来はいつもの向ヶ丘でやりたかった
のですが今年は３密を避け、壺井栄賞と学校賞のみを
小豆島中学校で行われます」と顕彰会会長、松本篤町長。
今年の壺井栄賞は作文当時、池田小学校6年、現小豆島中学校1年
の山本崇太さん。天までとどけ ぼくの応援
選考委員の芦原すなお氏から、今年は選評が文面で届きマシタ。
筆者の学校の運動会は、全校生徒がオリーブ組とスモモ組に
分かれて応援合戦をします…応援団長に憧れた筆者、山本さんは
遂に六年生で応援団長に選ばれ…
ちょうどその頃、山本さんのお父さんは病気で入院中。
お母さんから余命を告げられ、最後に勇姿を観てもらいたい
と願いますが、応援席にはお母さんの姿だけがあり、その
ひと月後にお父さんは帰らぬ人となってしまいます。
筆者のひたむきな心、父を思う気持ち、母と共に夢を応援し続けようと
誓う筆者の姿が鮮やかに描き出され心を打ちます。
受賞後に山本さんは、僕のような人をなくすために
将来は医者になりたい！また、
入院中、父親の世話をしていた母の姿に感謝していると
お話してくれマシタ。
お母さんも夢を追いかける決意を応援したい、と笑顔を見せて
くれた今年の授賞式デシタ。
壺井栄賞では讃岐が生んだ作家、壺井栄を顕彰するとともに
郷土の児童、生徒の文芸資質向上と発展を図り、毎年、香川県
の小.中.高等専門学校から作文募集をしてイマス。
今年、壺井栄賞受賞の山本崇太さんのほか優秀賞に
ぼくのたからもの 高松市立国分寺北部小学校1年 石山浩隆さん
ぼくのいもうと 小豆島町立安田小学校1年 砂子櫂里さん
食べるの大好き 小豆島町立苗羽小学校4年 寺下碧人さん
「島とぼくらと」を読んで 小豆島町立小豆島中学校2年
小林美櫻さん
「生き方」という旋律 香川大学教育学部附属高松中学校3年
山﨑理歩さん
佳作には
かいじゅう「ももごん」 小豆島町立池田小学校1年 長瀬朔也さん
大すき わたしの大切なばあば 同町立苗羽小学校2年 松本麻希さん
せい長するってうれしいけどむずかしい 同町立池田小学校3年
明田蓮央さん
さようなら ありがとう 同町立池田小学校3年 白句大翔さん
『初めて』はすごい 同町立星城小学校4年 堀田英汰さん
ぼくとばあちゃんは名コンビ 同町立苗羽小学校5年 川口蒼太さん
おじいちゃんのビューティフルライフ 同町立安田小学校5年
田川七衣さん
私のおばあちゃん自まん 土庄町立土庄小学校6年 坂本灯海さん
（学年は応募当時）
以上が選出されマシタ。
第48回壺井栄賞は応募総数90点、応募校12校。
来年度も募集が県下で行われマス。
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