2020年06月11日
夏至観音、拝観してまいりマシタ!
「もうそろそろ、胸の辺りまで見えてまっしゃろ」と加藤住職。
お加持を終えた時、見上げると確かに胸の辺りまで浮かび上がってマス。
久しぶりに小豆島に出かけると、すっかり夏!
いつものようにお遍路さんはいらっしゃらない静かな洞雲山デス。
・・・とはいえ、地元の方などが撮影に訪れておりマシタよ。
よく、この現象を見つけることができたなーと
ふくろうと一緒に来た人が感心しておりマシタので・・・
夏至観音は、お遍路さんが洞雲山の前で記念撮影をしたときに
偶々写り込んでいたのを加藤ご住職に「観音様がおられます」と
伝えたのが始まりデス。
ご住職はその写真が撮られたであろう日、時間を探ろうと
毎日お参りの際に調べて夏至の前後40日間、そして午後3時5分の
一瞬を見つけ出しマシタ。
実は、冬にも月灯りで顕現される時間があるそうデスが・・・
尋常ではない寒さと、外灯もない暗さのため
この時ばかりは、修験の場を訪れることができるご住職だけの時間デス。
見る見るうちに足元から観音像が浮かび上がり冠部分が現れるまでは約5分ほど。
数秒後には姿が消えてしまいマシタ。
平和な世の中でありマスように…と心から願いマス。
さて、洞雲山には小豆島でも唯一、山伏さんがいて
今年は名前も自分で書き込むスタイルで拝観証を発行してくれマス。
夏至を境に徐々にふっくらされるという夏至観音。
今年の夏至は6月21日。
晴れの日だけの大スペクタクルにぜひ手を合わせてクダサイ。
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