
オリーブオイルの季節を迎えた小豆島。
高尾農園に静岡県から工業高校の先生と生徒さんが
訪れ、面白いお話をしたと聞いて高尾さんにお話を聞いてキマシタ

生徒さんからの質問
「なぜ、緑色の実のオリーブオイルは緑になるのに
紫色の実は紫色のオリーブオイルにならないのですか?」
さて、高尾さんの答えは?

静岡県でもオリーブの生産が進んでイマス。
その中で、とある工業高校で「採油機」が作れないか
実験&錯誤中なんだそうデス。
今、国内で使われているのはヨーロッパ産の採油機。
国産の採油機ができると修理も便利になりマスね。

そして色々な問題が出てきて先生が小豆島で聞いて
みようと、ネットで高尾農園さんに行きついたそうデス。
さて、最初の質問の答えは
「紫の色はアントシアニンと言って水分に溶けやすく油分に溶けにくい。
緑の色は葉緑素で油分に溶けやすく水分、アルコールに溶けにくいん
です。ワインも同じでしょう?」

とのこと。フクロウも頭を悩ませマシタが聞けば簡単デスね。
新漬けオリーブも水は緑色にならないデスもんね。

採油機を製作してみようという挑戦の中で難しいのが
遠心分離機の存在。
現在、世界中で95%が遠心分離機を使って果実を粉砕して練った
状態のものからオイルと水分(とその他)を分けてイマス。

遠心分離機を作るにはかなりの設備投資が必要なため
他の方法を探している工業高校の皆さんに高尾さんは
「プレス法で水分と油分を取り出してあとは
パーコレーション組み合わせてやればどうでしょう」
と答えたそうデス。

パーコレーション法と呼ばれる方法は
ステンレスに油分だけが付着する性質を利用してイマス。
実際に高尾さんが皆さんに見せた方法をフクロウも実験してミマシタ。
高尾さんは水とオリーブオイルを半々入れて実験して
見せたそうデスが、フクロウは『今日、使う分だけのオイル』で実験。
面白いようにオイルだけが移動しているのが分かりマス。
全国に広がっているオリーブ栽培。
今後、国産の採油機ができるのかも知れマセンねー!
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