2019年12月04日
日本遺産を巡る小豆島町バスツアー@
11月30日㈯小豆島町で町内の日本遺産を巡るバスツアー
が開催されマシタ。
18名が参加して大天狗岩丁場から森ヶ滝丁場、そして
今回、初お目見え!日本で唯一、町営の鍛冶場見学、寒霞渓や千枚田を巡りマシタ。
内容が盛りだくさんなので、今回は普段入れない
森ヶ滝丁場と鍛冶場をまずご紹介シマス。
天狗岩丁場の見学後は、落石があって現在は立ち入り禁止になっている
森ヶ滝丁場デス・・・今回は特別に見学できマシタ。
この丁場は昭和50年代まで採石が行われていた個人所有のもの。
目の前にできた湖がきれいな丁場デス。
周辺にはいつからか積まれた資材としての石がたくさん。
小豆島町福田では最後まで稼働していた丁場デス。
福田公民館の大きな窓からも見ることができマス。
小豆島町企画財政課、川宿田課長の案内で次に見学したのは
旧福田小学校、FUKUTAKE HOUSEそばにできた『鍛冶場』
炉は2つあり、6人くらいは同時に作業できるようになってイマス。
昔も今も石工さんの最初の仕事は道具の準備。
現在は機械で削ってイマスが、昔は石工さんには鍛冶場が必須デシタ。
燃料はコークスを使用してイマスが、もっと昔の小豆島では
ウバメガシの炭(備長炭)が使用されていたそうデス。
最近では、仙台城の石垣裏から同じような道具が出て
江戸時代にはすでにこのような道具が使われていたと推測されてイマス。
また、小豆島の花崗岩は場所によって性質の違いはあれど
全国と比べても固いそうで、固い石材にたいおうできるように
今後は、日本中の石工さんの勉強の場としても使われマス。
来年2月には全国の石工さんとのワークショップが開催予定されているそうデス。
今、国指定になっている天狗岩丁場や八人石丁場にもすぐ近くに
鍛冶場があったはず、と川宿田課長。
今後、痕跡を探したいとお話されてイマス。
鍛冶場を見学した後は、福田公民館で日本遺産のお土産にもなりそうな
WSが行われマシタ。
その後、巡った寒霞渓、中山の棚田、池田の桟敷については
また次週、ご紹介シマスよー。
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