映画「舟を編む」上映会と岩波書店辞典編集者・平木靖成氏講演会が
県立小豆島中央高校で10月17日に開催されマシタ。

脚本家、映画監督・松山善三さんと女優・高峰秀子さんの遺産の一部が
平成26年に相続人の斎藤明美さんより小豆島町に寄贈され
小豆島町では「小豆島から映像作品の素晴らしさを発信する事業」として
毎年、記念事業を行ってイマス。
「若い世代の映画離れがすすんで、小豆島でも二十四の瞳を知らない
子どもが増えています。映画に触れる機会を作りたいことを
小豆島中央高校と話し合い、高校で行われているキャリア教育
とともに開催することになりました」と小豆島町企画財政課の川宿田課長。
小豆島中央高校、泉谷校長先生は、キャリア教育によって
学業とともに、それ以外の力をつけて貰いたいとお話してくれマシタ。
今回、上映された映画「舟を編む」は三浦しをん原作、石井裕也監督。
松田龍平、宮崎あおい主演で2013年に公開。
第37回日本アカデミー賞で最優秀作品賞をはじめ6部門の最優秀賞受賞。
24万語の辞典を作るまでの編集者の姿を描いたもので
映画が始まると、1年から3年生まで皆さん夢中になってイマシタ。
この映画が制作される際に、実際の辞典編集現場の取材を主に
受けたのが広辞苑の編集をされている平木靖成氏。
国語辞典と百科事典の違いや、言葉の新旧、言葉のもつ力
などなど、魅力的なお話に、講演後はたくさんの質問が高校生
から飛び出してイマシタ。
小豆島の子ども達が将来、社会人となるとき
どんな職業があって、そこでそんな風に仕事をしていくか・・・
それぞれ、何かの思いを得た機会となったようデス。
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