香り付きのフレーバーだったり、何やら受賞しちゃうエキストラバージンに
精製オリーブオイルやピュアオリーブオイル・・・とオリーブオイルも色々。
その中でも気になっていたのが精製オリーブオイル。
味も香りもなく使い勝手の良いオリーブオイルではありマスが
どうやって味も香りも取っちゃうの?取っちゃって平気なの?
全部見せます!っていう東洋オリーブさんで製造課の森本覚範課長に
伺ってキマシタよー。
「オリーブの採油は味付けのイメージ。採油する過程で風味もできてきます。
精製はそれを取り除く作業なんです。」
始まりマシタ、化学の授業。いきなりデス・・・(苦手)
「精製するには脱酸・脱色・脱臭の工程を行います。」
オリーブオイルは酸化しにくい(傷みにくい)と言われてはイマスが
空気や光に当たるとどうしても酸化は始まりマス。
「その酸化したものをまず取り除く、脱酸です。」
1F から3F まで筒抜けの大きなタンクで脱酸中
この時に使われるのが苛性ソーダ・・・おっと混ぜちゃって大丈夫デスか??
「水に混ぜて苛性ソーダを入れて20時間くらいかけると
水と油なのでキレイに分かれますね。その時に酸化したもの、遊離脂肪酸は
それとは別に下に溜ります。」
よーするに(鳥の頭で考えるに!)
水分(苛性ソーダと水)と油(オリーブオイル)と
よろしくない酸化したやつらの3つに分かれてしまうと!
「・・・だいたいそう!で、次は脱色です。脱色には化成された粉末を使います。
これがそう・・・細かな粒ですけど一つ一つに小さな穴があってそこに
色素が入っていくんです。」
何やら化学製品も混ぜちゃいマシタが。色素を取った粉末を取り除くと
透明デスねー!!!(ってことは色素も色素を持った粉末もないってこと)
「更に脱臭です。真空状態にしたオイルを210度で加熱したところへ
水、というか水蒸気をいれると直ぐに臭いを捕まえて配管から出ていきます。」
電熱線の入った管が何本も通ってイマス。冬の見学で良かった!
オリーブオイルをそんなに過熱して大丈夫なんですか?痛むんじゃ・・・
「真空状態なので一切傷みませんよ。
この工程で色もなく香りも味もないオリーブオイルになります。」
でもオリーブオイルに含まれているもの1番はオレイン酸。
まさにオリーブから命名された由来のある脂肪酸デス。
オリーブオイルの黄金色はこのオレイン酸の色でもあるのでは・・・・
「オイルを構成している成分に変わりはありません。」
ほーほーほー!ってことなんだそうデス。
いつも気になっていた精製オリーブオイルの秘密を知って使いやすくなった
と思いマス、ふくろう。
そして時、見かける『ピュアオリーブオイル』という精製したのにわざわざ
オリーブオイルを混ぜるというオイル。
使いやすい無味無臭のオイルに『少しだけオレイン酸やポリフェノールを戻して』
健康に配慮するってことなんデスねー。
※オレイン酸は脂肪酸
ポリフェノールは栄養成分
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