2019年2月23日、小豆島オリーブ公園サンオリーブホールで
24市町が参加した全国オリーブサミットin小豆島が開催されマシタ。
明治40年(1907年)に当時の農商務省が三重県、香川県、鹿児島県を指定
して始まった日本のオリーブ栽培。
それ以降、オリーブと言えば小豆島と言われるようになり
香川県全体にも栽培面積が広がり、今では全国100ヶ所で栽培されてイマス。
「こんなに大勢の自治体が集まって大成功と思っています。
オリーブの機能性、樹勢の美しさなど地域振興の活性化に努めて
いきたい、これまでも、これからもオリーブTOP1として活動してきた
ことを地域振興、提供も図っていきたい。」と小豆島町の松本町長。
基調講演はIOC( international Olive Council)のエグゼクティブディレクター
アフデルラティフ ゲディラ氏。
IOCは世界唯一のオリーブオイルとテーブルオリーブの機関で
国連の支持を得て1959年に設立されてイマス。
小豆島でのオリーブ栽培から販売までを支える小豆島オリーブ協会
前理事長の多大な功績を讃え、世界各地のオリーブの生産や
消費状況などをお話されマシタ。
またスペインはじめ海外でのオリーブオイルの国際審査員をされている
田中富子氏は現在スペイン各地で行われているオリーブを介した
様々な取り組みを紹介。
神奈川県小田原市、広島県江田島市、鹿児島県日置市、そして
香川県小豆島町での取り組み、事例紹介も行われマシタ。
現在、全国では北は宮城県石巻市から南は鹿児島県南さつま市まで
オリーブ栽培が耕作放棄地の改善やオリーブの持つ良いイメージで
栽培が進められてイマス。
全国のオリーブ栽培を進める自治体が一緒になって目指すのは
1)私たちは、平和の象徴であるオリーブの栽培を次世代に引き継ぐため
農業経営の安定、美しい景観形成、地域振興の実現に努める。
2)私たちは、互いに友好を深め、国産オリーブにさらなる発展を目指すべく
オリーブ産地間のネットワークを構築し『日本オリーブ自治体協会』
を設立する。
3)私たちは、国際的なオリーブ生産地の一員として国内に流通する
オリーブ製品の信頼性を向上させること及び国産オリーブオイルの
海外からの信頼性をより高めるために国に対しIOCへの加盟を
要請していく。
4)私たちは国産オリーブオイルに関してIOC基準と整合性のとれた
JAS規格制定に向けた活動をしていく。
(2019全国オリーブサミットin小豆島共同宣言より)
宣教師により日本にオリーブオイルが持ち込まれたのは1586年。
明治7年には和歌山で初めて結実、同15年神戸オリーブ園で
初めてオリーブオイルが採油され、明治40年に3県での栽培が始まりマシタ。
小豆島では官民一体となっての努力の結果、オリーブの島となり
食品製造、販売会社による小豆島オリーブ協会が設立されるなど
オリーブ牛やオリーブハマチと言った香川県独自の進化をしてイマス。
次回サミットは2年後に鹿児島県日置市で開催される予定。
小豆島町松本町長から日置市の宮路市長へオリーブの箸渡しが行われマシタ。
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