2019年02月26日

全国オリーブサミットin小豆島

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2019年2月23日、小豆島オリーブ公園サンオリーブホールで
24市町が参加した全国オリーブサミットin小豆島が開催されマシタ。

明治40年(1907年)に当時の農商務省が三重県、香川県、鹿児島県を指定
して始まった日本のオリーブ栽培。

それ以降、オリーブと言えば小豆島と言われるようになり
香川県全体にも栽培面積が広がり、今では全国100ヶ所で栽培されてイマス。

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「こんなに大勢の自治体が集まって大成功と思っています。
 オリーブの機能性、樹勢の美しさなど地域振興の活性化に努めて
 いきたい、これまでも、これからもオリーブTOP1として活動してきた
 ことを地域振興、提供も図っていきたい。」と小豆島町の松本町長。



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基調講演はIOC( international Olive Council)のエグゼクティブディレクター
アフデルラティフ ゲディラ氏。

IOCは世界唯一のオリーブオイルとテーブルオリーブの機関で
国連の支持を得て1959年に設立されてイマス。

小豆島でのオリーブ栽培から販売までを支える小豆島オリーブ協会
前理事長の多大な功績を讃え、世界各地のオリーブの生産や
消費状況などをお話されマシタ。

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またスペインはじめ海外でのオリーブオイルの国際審査員をされている
田中富子氏は現在スペイン各地で行われているオリーブを介した
様々な取り組みを紹介。

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神奈川県小田原市、広島県江田島市、鹿児島県日置市、そして
香川県小豆島町での取り組み、事例紹介も行われマシタ。

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現在、全国では北は宮城県石巻市から南は鹿児島県南さつま市まで
オリーブ栽培が耕作放棄地の改善やオリーブの持つ良いイメージで
栽培が進められてイマス。

全国のオリーブ栽培を進める自治体が一緒になって目指すのは

1)私たちは、平和の象徴であるオリーブの栽培を次世代に引き継ぐため
 農業経営の安定、美しい景観形成、地域振興の実現に努める。
2)私たちは、互いに友好を深め、国産オリーブにさらなる発展を目指すべく
 オリーブ産地間のネットワークを構築し『日本オリーブ自治体協会』
 を設立する。
3)私たちは、国際的なオリーブ生産地の一員として国内に流通する
 オリーブ製品の信頼性を向上させること及び国産オリーブオイルの
 海外からの信頼性をより高めるために国に対しIOCへの加盟を
 要請していく。
4)私たちは国産オリーブオイルに関してIOC基準と整合性のとれた
 JAS規格制定に向けた活動をしていく。
           (2019全国オリーブサミットin小豆島共同宣言より)
 

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宣教師により日本にオリーブオイルが持ち込まれたのは1586年。
明治7年には和歌山で初めて結実、同15年神戸オリーブ園で
初めてオリーブオイルが採油され、明治40年に3県での栽培が始まりマシタ。

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小豆島では官民一体となっての努力の結果、オリーブの島となり
食品製造、販売会社による小豆島オリーブ協会が設立されるなど
オリーブ牛やオリーブハマチと言った香川県独自の進化をしてイマス。

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次回サミットは2年後に鹿児島県日置市で開催される予定。
小豆島町松本町長から日置市の宮路市長へオリーブの箸渡しが行われマシタ。


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posted by しまラジ! at 06:00| 香川 ☁| ○オリーヴァー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする