小豆島醤の郷、馬木散策路を歩くと見える大きな煙突。
「今では使われていませんが島乃香のシンボルです。」
今回お邪魔してお話を伺ったのは小豆島で佃煮を作り
創業73年の島乃香(しまのか)株式会社の代表取締役 木下佐代さん。
島乃香の商品、実は多くの人が食べてイマス。
「全国のスーパー、北は北海道、南は沖縄までですね!
全国のヘビーユーザーに支えられています。」
全国でも有数の佃煮会社である島乃香も佃煮を作り始めたのは
戦後すぐに小豆島で佃煮作りが盛んになった頃。
佐代社長の祖父母である政平さん、美喜子さんが
「当時、使われなくなった鶏小屋で昆布を切って作ったのが
始まりと聞いています。」
その後、お父様が大学の工学部にすすみ
生産効率を上げるためオートメーション化したころが
ちょうど高度経済成長の時期だったそうデス。
現在、島の香株式会社は海外も工場をもっているんだそう・・・
・・・なんかすごい会社に来ちゃったふくろう!
「希少糖入り海苔佃煮やオニコンブと言って厚みのある昆布を使った商品や
浅炊きしじみ、これはしっかり炊いてあるんですが今の食卓向けに
色が薄めのものを作ったりしています。」

「佃煮と言えばご飯のお供ですが弊社ではずっと、もう15年
つくだ煮は調味料とうたって色んなメニューを調理研究家の先生と
作って自費出版しているんですよ。」
白米離れと言われて久しいデスが時代と共に佃煮の食べ方も変わってきてイマス。

今また、新しく必要とされる商品開発、挑戦も・・・という
佐代社長の笑顔を拝見すると、時代の流れ、流行は
やっぱり女性が作るんだなーと感じたりシマシタ。
さて調理をする人には気になる、こちらの冊子。
現在販売されていませんが、佃煮を調味料として使ったレシピは
島乃香のHPで更新されていくそうデス。
今月リニューアル予定だそうデスので、チェックしてみてクダサイ。

<関連記事>
小豆島町のふるさと納税
丸虎食品工業株式会社さんにお邪魔シマシタ
みんなで佃煮たべよー!〜G-1グランプリ
夏の保存食、つくだ煮を手に入れよう。
お醤油を活かす佃煮屋さん〜タケサン醤油一徳庵へ
素麺の季節〜つくだ煮やさん2号店へ
草壁港すぐ近く、小豆島食品さん
職人の知恵と粋〜丸仲食品