2018年12月20日
木桶職人プロジェクト2018-2019
例年、年末からお正月を挟んで年明けに行われている
小豆島での木桶作り。
今年はなんだか早くから準備しているようす。
「来年3本か4本の販売が決まったのと
自分のところ用にも今、4本用意しているんです。」と
ヤマロク醤油5代目、山本康夫さん。
合計7本と言うと、もしかして毎年増えてマスねー??
「そのうえ、今回はいつも来てくれる職人さんが来られないんで
今から準備して、作っているんですよ。」と木桶職人の坂口さん。
高さ約190pの子の木桶を作るのに竹の釘だけで
「一個の桶に250本、ちょっと作っといてくれへん?」
まー無理なもんは無理なんで作業の様子を見学させていただくと
あれ??タガの編み方が変わりマシタね?
黙って自分の腕を叩く5代目。
前回までは長い竹をびょんびょん言わせながら編んでいたのに
今年はまるっと丸めてから編んでおりマス。
「年々スキルアップしていますよー。」と
お二人だけであっという間に出来上がったタガを桶にはめ込み。
ずいぶんとお男前な仕事の様子を見させていただきマシタ。
「昔の職人さんは自信があるからこの桶の継ぎ目になるところに
どこの誰はケチだったとか書いたりしてるんです。
絶対に自分が生きている間に壊れない自信があるんですね。」
と、五代目がこれから作る新桶に書いた文字は
子ども達の名前と木桶を託す言葉。
「こんなこと書いてあったとか、この桶が自分が生きている間に
壊れなければですけど、僕が見ることはないんです。」
きちんと作って使うと100年150年もつといわれる木桶。
未来に向けての木桶作り、あと6本!!
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