2018年11月06日
島の光〜寒作り始まってイマス
「10月頭から3月まで一生懸命作っていく。
中山地区だと2度、3度にまで気温が下がる。
そのころが一番いい時期じゃないかと思いますね。」
中山農村歌舞伎保存会では化粧師も務めてらっしゃいマシタ!
(有)中畑さんちの製麺所代表の中畑豊さんにお会いシマシタよ。
すっかり寒さも感じるようになったこの頃
「寒い時期は塩加減、おで※加減、空気の乾燥を見ても
いい時期なんです。」
「小豆島は天日干し、機械に頼らず自然に乾かすんです。
うちの場合だと朝8時から11時くらいまで天日干しして
100%乾かさず、後は室内で乾燥させます。」
朝、暗いうちから始まる作業は
素麺を切り分け箱に入れるころには夕方になってイマス。
「熟成を繰り返して、小麦と水からかたまりを
うどんびように板状ではなくソフトボールくらいの球体にして
手延べ製法であの細い状態にしていくんです。」
子どものころは遊ぶ時間が無くなるほど手伝いをさせられて
「素麺屋さんはみんなそうやと思うけど。」いやになったとか。
それでも現在、小豆島では手延べ素麺組合で90軒ほどが
島の光を作り、中畑さんら数名は新しい商品にもチャレンジしているようす。
「スーパーで買うと思うんですけど、生産者さんと友達になって
この生産者さんの素麺をと買っていただくのもいいと思うんですよ。」
とちょっとチートなそして親しみやすいお話もしてくれマシタ。
「素麺にとっての良い天気は風の流れ、日差し。
そんなことを大事にしていますね、僕らは。」と言う中畑さん。
今年も青空に映える白い素麺を干す風景が小豆島で見られマス。
※おで(作業)小麦、水、塩を混ぜる作業
<関連記事>
2018中山農村歌舞伎保存会〜裏!
黒帯金字〜島の光
島の光を作る〜高橋健二製麺所
小豆島・寒そうめん〜島の光
うどん王国〜なかぶ庵
釜揚げそうめん出来マシタ〜作兵衛
熱々、手延べ麺!〜小豆島ふるさと村
八日目の蝉を追体験〜創麺屋映画村店