華やかな舞台デシタ。
面白い芝居を楽しみマシタ、中山春日神社奉納歌舞伎。
「まあ、役者も大変だけど舞台裏はもっと大変にゃ。」と
みーこ監督にいざなわれ舞台裏にお邪魔シマシタ。
表に出てくる役者さん、三味線、大夫のみなさん。
夏からの稽古の成果を支えるのは、衣装方 化粧師 舞台師 総務の皆さん
総勢約40名ほど。
2018年10月7日、台風25号の影響でいったん下がりかけた気温は
30度を超える日が続いてイマシタ。
役者さんらが最初に準備するのは顔作り。
汗ばむ顔を化粧師さんらが蝋を塗り、おしろいを塗り
「前はこの時期は寒いくらいやったのに。」と汗を抑えながらの作業。
第3幕 恋飛脚大和往来 封印切の亀屋忠兵衛役、北方さん。
普段は会社勤めをしてフォークリフトを操作しているんだそうデス。
がたいの良いしっかりした顔立ちの方。
化粧師の中畑さんが頭を押さえて真剣な表情で紅を入れていきマス。
奥から様子を見ているの舞台師で黒子の谷久さん。
そろそろ1幕目の三番叟が始まりマス。
このあと着替えは衣装方さんへ。
出の順番に着替えるので忠兵衛(北方さん)は待ち時間の間に稽古。
衣装方さんは衣装を準備するところから始まり
足りない物は自作してイマス。
また、着替えも出番が終わった人も次々に奈落へ降りてくるので
衣装の管理をしながら着せて脱がせて着せてと休まる暇なし。
衣装の着付けが終わり本番直前にかつらをつけてもらいマス。
ちょっとごつそうだった北方さん。
すっかり優男の忠兵衛になっておりマス。
舞台では大道具の移動から雪を降らせる場まで
黒子さんが大活躍というかてんやわんやに走り通しデス。
お顔を出しているうちに撮影させていただきマシタ。
左から黒子の、上河さん、谷久さん、箭木さん。
「急に2人に無茶ぶりで頼んだのに嫌な顔せず来てくれました。」
と保存会10年選手の谷久さん。
忙しい合間を縫って食べられる人からとわりご弁当も用意されてイマス。
夜中から衣装方さんが作りマシタ。
化粧師の武部さんは
「全国でも化粧にオリーブオイル使うんは小豆島だけやろな。」と・・・
おお!!井上誠耕園と東洋オリーブの美容オイル!!
お肌、傷まなさそう!
美しい舞台の裏側、400年から続く農村歌舞伎を支えている人たちこそ
美しいと思った1日デシタ。
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