2018年08月03日
小豆島のお盆
小豆島町安田にある川崎さんのお宅に「なかぶ庵」の車が到着。
なかぶ庵の中武義景さんが川崎さん宅に届けたのは
乾燥させる前の生そうめん。
長さ約1,5mほどの生そうめんは川崎さん宅で『負い縄素麺』になりマス。
川崎さんのひ孫さん達が「そうめん!そうめん!!」とはしゃぎながら
仏間に入っていき、川崎さん4世代が並びマス。
「一番大変なのは、素麺の箸を移すとき。」と中武さん。
慎重に男性陣が自宅の棒に素麺を移していきマス。
80本の素麺が掛けられると、4世代の皆さんが並び素麺を編み込み始めマス。
「昔はこの辺りの人はみんな、やってたんちゃうかなぁ。
今では僕のところから素麺を運ぶのは川崎さんのところだけです。」
「もっと昔は
編んだ素麺を県外に出荷していたという話も聞いたことがありますね。」
川崎さん宅では子どもたち、そして孫、ひ孫世代にも
この『負い縄そうめん』を伝えて行こうと一旦、やめていたのを復活させマシタ。
「素麺は普通は寒い時期に作るんですよ。
うち(なかぶ庵)は店があるから、夏でも作っていますけどね。
各自宅用に特別注文しなければいけないとなると、続けるのは大変でしょう。」
素麺の職人さんの立場から『負い縄そうめん』を教えてもらいマシタ。
「ゆうべ、糸を使って練習した!」と言う小学校5年生のお兄ちゃん。
「今年はいつもより早くできたなぁー。」と大人たちをうならせてイマシタよ。
▲ひ孫さんがおばあちゃんに教えてもらながら編みマシタ
ご先祖様を迎えるお盆。
お盆の終わりにたくさんの供物を持って帰ってもらおう
そうめんで編んだ網に入れて・・・背負って帰ってもらう「負い縄そうめん」
小豆島のお盆の風景デス。
川崎さんご夫妻のお話は8月14日㈫の瀬戸内しまラジ!で放送予定デス。
4世代で作り続ける『負い縄そうめん』のお話、楽しみにお待ちクダサイ。
※負い縄そうめんの飾りは「はけびき」と言う米菓子
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