2018年06月24日
第46回壺井栄賞授賞式
昨日、6月23日は壺井栄さんの52回忌。
今年も坂手で『壺井栄賞』の受賞式典が行われマシタ。
松本篤小豆島町長から・・・
「書く心を育てることを目的に県下小中高から幅広く募って
今年は88点の作品から
厳正な審査結果のもと壺井栄賞、優秀賞の授与を行います。」
珍しく雨となったこの日、第46回壺井栄賞の授賞式典は坂手公民館で
行われ、受賞者の皆さんに壺井栄さんを偲ぶ地域の方々が訪れてイマシタ。
壺井栄賞:わたしのパワフルばあちゃん(土庄町立土庄小学校6年 木場由衣)
優秀賞:ぼくはむしはかせ(小豆島町立池田小学校1年 小野誠司)
ぼくの大すきなつり(小豆島町立星城小学校1年 湊昊仁)
ぼくはタカになりたい(小豆島町立池田小学校4年 山本崇太)
わが家の「インドの日}(小豆島町立安田小学校5年 川野颯也)
ぼくの成長(小豆島町立苗羽小学校6年 岡田真弥)/敬称略学校学年は応募当時
壺井栄賞では観音寺市出身、「青春デンデケデケデケ」で直木賞を受賞した
芦原すなおさんが最終審査を担当してイマス。
それぞれの受賞作についてコメントがありマシタ
(今後応募される方、簡単にまとめマシタが参考までに)
「わたしのパワフルばあちゃん」
愛情の伝わる文章でとにかくユーモアがあり面白い
「ぼくはむしはかせ」書いている人の集中力が伝わってくる
「ぼくはタカになりたい」納得のいかない気持ちを転換させるところに感動
「わが家の「インドの日」」ささやかな家庭の出来事とお母さんの機転が心温まる
「ぼくの成長」誠意が文章から伝わってくる
また壺井栄さんのお孫さんである加藤公市氏からは
「素人が見ても文章力が感じられる。
いつの時代に書かれたものだろうと思ったが、現代の日本で
こんな幸福があるのかといささか羨望を覚えた。」とお話があり
受賞者一人一人に壺井栄さんの生原稿を製本した本が贈られマシタ。
毎年、授賞式の最後は列席者全員で二十四の瞳の映画に使われた
「七つの子」を合唱シマス。
明治32年に坂手の醤油樽職人にもとに生まれ、苦労を経て
多くの雑誌に執筆し昭和13年に『大根の葉』でデビューした壺井栄さん。
数多くのヒット作を生み、今なお多くの方に愛されてイマス。
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