4月20日㈮、小豆島町では塩田幸雄町長の離任式が行われマシタ。
小豆島町長として過ごされたこの8年、
小豆島町は大きな変化の時代を迎えておりマス。
「8年間、いろんなことをいっぱいやった、という気持ちですね。
ありがとうございました。」
離任式後にお話しを伺ってまいりマシタ。
・小豆島に帰ってから
「瀬戸内国際芸術祭、八日目の蝉に出会わなければ
今の小豆島はなかったと思います。
島の外のアーティスト、映画関係者が小豆島の魅力、可能性を
気づかせてくれたのは間違いないことです。
ジャンボフェリーの就航も
瀬戸芸や八日目の蝉がなければたどり着いてないですね。」
・ブログ八日目の蝉記
「読み返すことがあるんですが誰が書いたんだろうと思いますね(笑)
僕に間違いないんだけれど、別の塩田幸雄が書いたようです。
その日その日に持った感動を書きながら、ステップに沿って2000話超えて
書いている、読み返してみていいこと書いているなと思いますね(笑)
2度と書けないですよ。
読み返して今。僕もまた勉強しています。」
・町長になってから・・・福祉・教育・病院・交通・・・
「新しいものを作るというより今そこにあるものを
発掘する考古学者のようだと思っています。
古きを訪ね新しきを知る、小豆島だけでなく国際化など世界は
ものすごい勢いで変わっています。
新しいものを作るのは他の人の役割で、残さなければいけないもののほうに
力をおいてきたつもり。
新しいものを作るときは、地域が保もたなければいけない物の
価値を守る、保つことが大前提なんです。」

・地域医療と福祉
「病院は第二段階の改革が必要です。
小豆島という一つの地域社会が本当に健康であるために大手術というのは
2度3度必要なんですね。
医療と福祉が連携して、最終的には高齢者も社会活動ができるのが
目指すところなんだと思います。」
「町長になって一番嬉しかったことは小高(旧小豆島高等学校)の甲子園。
坂下町長から引き継いだのは『小高の甲子園』と『琴勇輝』だったんです。
杉吉さん(元監督)はじめ野球関係者、皆さんの甲子園に行くんだ!
行けるんだ、絶対に行くんだ!という取り組みが7年かけて実現しましたね。
小豆島も甲子園と同じで先ず高い目標を立てなければいけない。
病院もこれから5年、10年かかる。今はまだ3合目。
琴勇輝も目標掲げて絶対に実現できるんだと関取になりましたね。」
・これからの小豆島
「これからは小豆島の魅力を持続できるかがポイントになってきます。
小豆島にしかない棚田、農村歌舞伎、寒霞渓、産業を合わせて発信
できていますが、寒霞渓は当分変わらず大丈夫でしょうが棚田や
農村歌舞伎は守らなければなくなってしまうんです。」
▲お会いできてよかったとお花を片手に駆け寄る方も。
温故知新、健康長寿をキーワードにお話してくれた塩田幸雄小豆島町長。
インタビュー中は何度か「ありがとう」という言葉を口にされマシタ。
小豆島町長の「八日目の蝉」記 、また読み返してみてクダサイ。
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