2018年03月23日
八人石丁場を見学シマシタ
小豆島町役場世界遺産化対策室、学術専門員の川宿田好見先生と
八人石丁場で待ち合わせをシマシタ。
天狗岩丁場にはなにかと出かける機会が増えマシタが
八人石丁場はもっと見学しやすいので、ついつい
そのうち行けるだろうーと・・・
と、遊歩道の降り口で待っていたら
「もう少し先の丁場の石碑があるところで待っています。」
とのこと・・・こっちが入り口デシタか???
「遊歩道を降りて見学してもいいんですけど
こちらから見るほうが見どころがありますよー。」
ほらこの石、と指さしてくれたところには「二」の文字。
「ここも天狗岩丁場と同じく黒田藩の丁場ですが
八人石丁場のほうが実は刻印がたくさん見られるんですよ。」
少しだけ歩きにくい場所もありマシタが
天狗岩を登ることに比べるとかなーり楽!(ありがたしー)
あちこちに残された刻印を見つけるのが楽しい!と思っていると
「こちらがこの石の3Dモデル。」とかわいいバッグから取り出す先生。
どこの丁場の石より埋もれていないことで
3D 化の写真撮影がしやすかったそうデス・・・400年前だものなー。
ってことで
「これがこれ、これはこれ、とパズルをするように
どの石がどの石と元が一つだったかを考えると楽しいですね!」
・・・多分、楽しいような気がしてくるから不思議。
道路沿いから見ただけでは分からなかった遊歩道。
「遊歩道の下にも同じようにゴロゴロと割った石が海まであります。」
こちらは道なき道なので調査で入る以外は侵入禁止ー。
「八人石と呼ばれる石もかなり埋もれています。
こちらの倒れていない方、段になっているの見えますか?」
いわゆる種石から石垣に使うための固い部分を取り出すのに
柔らかな真砂土という風化した部分を削り取った跡も見られマシタ。
よく川宿田先生が『石工さんがそのまま作業を止めたままになっているような』
とおっしゃってイマシタが、まさにそんな場所デス、八人石丁場。
まだまだ「分からないこと」がたくさんあるんですよ、
と案内していただきマシタ。
たくさんの刻印を見つけ出したり、400年以上前に働いていた姿が見えそうな
八人石丁場、ぜひゆっくり時間をとって入り口から見学してクダサイ。
また、先生が3Dモデルを使った研究を発表した動画が下のURLから
他のマニアックな考古学の動画と共に見られマス。
「見る人を選ぶかも知れませんがー。」とのことデスが面白かったデスよ。
http://www.yuzankaku.co.jp/user_data/special_3d.php
(小豆島の動画は一番下にありマス)
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