小豆島霊場31番札所の誓願時さんといえば
樹齢1000年を超すソテツで有名デス。
すぐそばには香川県の保存木に指定されている
イブキ(真柏)もありマス。
「雌株が強い場所なんですね。
行基菩薩がこの場所に来られ、北極星が飛び込んでくる夢を
みて草庵を建てたというのが、このお寺の始まりと言われています。」
お話を伺ったのは妙見山西連院誓願寺の第二十四世のご住職
関口慈蘊(じおん)さん。
関口ご住職は善通寺で修行され
小豆島、誓願寺へ来られてから、もうすぐ3年目だそうデス。
前にもソテツを見に来たことがあるふくろうデスがその時には
ただ山があると思っていた場所に・・・
「整備してみたら石庭があったんですね。
文久元年の写本も残っておりまして、十八世周恵智巌坊が寝食を忘れて
作ったものと郷土史にも残っております。」
整備して石庭が出てきたときには感動したという
関口住職によると・・・
配された多くの石の中に一つだけ梵字で
お不動さんを意味する字があって、そこからどの石がどの仏様と
決めて作られたのが分かるそうデス。
中に入って見学もできマスし、本堂から見下ろすと
・・・マチュピチュのごとし!
「朝の4時頃に本堂にお参りするのですが
その時には本堂の上にちょうど北極星が見えるんですよ。」
妙見菩薩様をご本尊に、現在の誓願寺では一時期絶えていた
星まつりと呼ばれる厄除け、方位除けなどの御祈願をしてイマス。
毎年冬至から節分までのおまつりだそうで
生まれた年でざっくりと運勢を見る表も本堂にありマシタ。
立派な本堂もじっくり見学していただきたい誓願寺さんデス。
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