2018年01月26日
31番 誓願時〜星と巨木と石庭と
小豆島霊場31番札所の誓願時さんといえば
樹齢1000年を超すソテツで有名デス。
すぐそばには香川県の保存木に指定されている
イブキ(真柏)もありマス。
「雌株が強い場所なんですね。
行基菩薩がこの場所に来られ、北極星が飛び込んでくる夢を
みて草庵を建てたというのが、このお寺の始まりと言われています。」
お話を伺ったのは妙見山西連院誓願寺の第二十四世のご住職
関口慈蘊(じおん)さん。
関口ご住職は善通寺で修行され
小豆島、誓願寺へ来られてから、もうすぐ3年目だそうデス。
前にもソテツを見に来たことがあるふくろうデスがその時には
ただ山があると思っていた場所に・・・
「整備してみたら石庭があったんですね。
文久元年の写本も残っておりまして、十八世周恵智巌坊が寝食を忘れて
作ったものと郷土史にも残っております。」
整備して石庭が出てきたときには感動したという
関口住職によると・・・
配された多くの石の中に一つだけ梵字で
お不動さんを意味する字があって、そこからどの石がどの仏様と
決めて作られたのが分かるそうデス。
中に入って見学もできマスし、本堂から見下ろすと
・・・マチュピチュのごとし!
「朝の4時頃に本堂にお参りするのですが
その時には本堂の上にちょうど北極星が見えるんですよ。」
妙見菩薩様をご本尊に、現在の誓願寺では一時期絶えていた
星まつりと呼ばれる厄除け、方位除けなどの御祈願をしてイマス。
毎年冬至から節分までのおまつりだそうで
生まれた年でざっくりと運勢を見る表も本堂にありマシタ。
立派な本堂もじっくり見学していただきたい誓願寺さんデス。
<関連記事>
2018島開きに行ってキマシタ
三都半島をドライブしよう!〜長崎の猪鹿垣
ふくろう遍路〜三都半島完結
島霊場31番 誓願寺 大ソテツ
小豆島Short×2(ふるさと村いちご狩り)
狛犬さんに見る小豆島の歴史
この記事へのコメント
コメントを書く