2018年01月02日
狛犬さんに見る小豆島の歴史
もう初詣には出かけマシタか?
これからゆっくり、という方是非とも神社に参拝したら
注目してほしいのが・・・「狛犬さんです。」
小豆島狛犬探究会の山西輝美さんと一緒に向かったのは
亀山八幡宮。
一緒にお参りしつつ、狛犬さんを愛でてまいりマシタ。
そもそも、狛犬とは・・・・
「たいていの狛犬は右にアーと口を開けた阿形、んーと口を閉じた吽形
一対になって参拝者を迎えています。
守護獣として邪悪なものが入るのをガオーっと睨んでいるんです。」
神社、本殿の横だけでな
く随神門、参道などいらっしゃる場所は様々だそうデスよ。
と、お話を伺いつつ。
まずは神様にご挨拶…お賽銭を入れて鈴を鳴らして二礼二拍手一礼。
そもそもなんで狛犬さんに興味を持たれたんでしょう???
「小豆島町の石のシンポジウムに行き小豆島の石は花崗岩って
習ったところ、すぐそばの葺田八幡神社にあった狛犬は砂岩だと
その時出席されていた先生に聞き、あれ?と思ったのがきっかけですね。」
▲葺田八幡神社の狛犬さん。
普通はそんなこともあるんだなーですむところ
元々地学を学んでいた山西さんの探究が始まりマス。
「歴史と共に流行があるんです。
240歳になる狛犬もいるんですが、昔の方の生活でどうやって運んだんだろう。
裸足だったのかな、どんな着物を着ていたのかな、どんな生活だったのかなと。」
調べていくうちに見えてきたのは狛犬の作られた素材だけではなく
そこに暮らす人、行事、歴史。
▲ちなみに雄雌があったりシマス
「瀬戸内海の島々、西日本では江戸中期に参道狛犬が流行り
3つのタイプの狛犬があったんです。」
この地域で主に見られるのは浪花狛犬。
また香川県でも西のほうには出雲型と呼ばれる狛犬が多いそうデス。
瀬戸内国際芸術祭をきっかけに「ここぞとばかりに周りました。」
という山西さん・・・アート以外を見ていた人もそうそう多くはなさそうデス。
「戌年ですから。
今年の初詣にはちょっと狛犬さんに目をやっていただけたら。
地方によって違います髪型や顔の違いや尾を挙げた「かまえ」という形は
出雲型だな、とかその地域がどことつながりがあったのか、分かります。」
小豆島狛犬探究会では現在15名ほどで活動中。
持って出かけるのに丁度いい大きさの冊子もできマシタ。
冊子『小豆島のこまいぬ(1900円)』は創作郷土料理「暦」
または吉本弘文堂さんで販売中デス。
今年はこれ持って小豆島に行こうと思うふくろうデス、
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