▲小豆島フィルムコミッションの有本さんと瀬々監督
12月10日に小豆島で行われた「8年越しの花嫁」先行上映会。
全4回行われトータルでは1000人を超える人が訪れマシタ。
初回の瀬々敬久監督のあいさつでは
「肥土山農村歌舞伎の皆さんには2月の寒いときにお世話になりました。
映画では春になっていますんで。」と楽しく裏話もお話してくれマシタ。
映画「8年越しの花嫁」は実話でありながら監督らによって
よりドラマチックになるようにとロケに使われたのが小豆島。
物語としての盛り上がりには小豆島ではとカンでやってきたと
という監督の話に満席の会場から拍手が起こりマシタ。
さて上映中に瀬々監督にインタビューをすることができマシタ。
その前に瀬々敬久監督について超簡単に・・・
瀬々敬久さん1960年大分県に生まれ
京都大学文学部哲学科入学
・ヘヴンズ ストーリー(2010年)
※第84回キネマ旬報ベスト・テン3位 映画芸術1位
・64-ロクヨン- 前編/後編(2016年)監督・脚本…など多数
▲小豆島観光協会からの花束贈呈
ロクヨンのイメージが強かったのでなぜ
今回の映画を撮ろうと思ったのか、きっかけを聞いてミマシタ。
「撮るきっかけはもちろん、オファーがあったから、なんですけど。
ヒーローでも何でもない地方に住む名もない人の話、難病を乗り越えるという
不幸を乗り越える人というのが琴線に触れたんです。」
「自身が大分で限界集落に近いところで。
地方は今、大変な事態になってきていますよね。
その中でモデルの二人は京都育ちで就職に岡山へきて地方に住みたい
また、兵庫県に勉強に行って岡山県に帰ってきているんです。」
都会と田舎が実話のお二人の生活にはあったと監督。
「小豆島って今、都会からの移住が多いじゃないですか。
共存していることが素晴らしい、交流がうまい具合に小豆島では
行われている印象がすごいと思った。」
限界集落、少子化、と大変な地方が多い中で日常に隠れた
宝物を発見する楽しみがこの映画にあると教えてくれマシタ。
また小豆島でロケ現場以外で印象に残ったことを伺うと。
「ロケハンで山の上まで車で行ったんですけどサルが道路を
占拠がしていて、これは撮りたいと思ったんですが狙って撮れる
ものではなかったですね(笑)
八日目の蝉の千枚田も行きました。若い観光客が多くて、
8年越しの花嫁、八日目の蝉、8×3(はっさん)二十四の瞳映画村で
小豆島を盛り上げて欲しいな、映画の聖地、メッカとして来ていただけるのは
素晴らしいことですね。」
あるシーンでは佐藤健さんに国際フェリーのデッキで
自撮りをしながら「本人の印象をお任せで喋ってもらった」とのこと。
「小豆島はいいところだったから麻衣さんに見せたかったよ。」と
言うセリフがすべてじゃないかなと瀬々監督はおっしゃってイマシタ。
映画 8年越しの花嫁 奇跡の実話は12月16日から全国で上映デス。
日常の宝物、映画を見て探してみてクダサイ。
そして、小豆島にもぜひ映画のシーンを頼りに遊びに来てクダサイね。
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