2017年12月12日
小豆島の冬野菜〜醤菜
小豆島だけで作られている醤野菜(ひしおやさい)
6-8月は醤トマト、そして11-1月下旬は醤菜、アイスプラントを
栽培してイマス。
「普段は醤油屋さんの荷物を運ぶ運送業として地元産業のサポートを
しています。醤油産業の付加価値が上がるのでは、と新規参入しました。」
潟宴塔hトラスト、農業家の竹本和史さんにお話を伺ってミマシタ。
▲夏のトマト栽培で醤油かすを撒いているところ
「醤油の搾りかすというのは植物の成長に一番必要な窒素を含んでいます。
国産、有機にこだわる醤油屋さんが小豆島には多いので
人の食べる野菜の栄養になり好循環、価値があるものと
思って取り組んでいます。」
大豆、小麦、塩で作られる醤油。
醤油かすはそのまま捨てると産廃でしかない、もったいないと竹本さん。
「肥料にするにあたって問題は塩分ですが
比較的、塩分に強い野菜を選んで市場のニーズを考えていきたい。」
木桶醤油にこだわる醤油屋さんとともに
現在も実践的にいろんな野菜を育て実験中なんだそうデスよ。
▲しっかりと塩分がいきわたって塩の結晶がついてイマス
そして今、旬を迎えているアイスプラント・・・でっかくないデスかね?
「鍋でしゃぶしゃぶして食べるととっても美味しいと分かり
他との差別化して葉を大きく育てています。」
ラーメンに入れたりスープの最後に余熱だけで火を通したり
火をさっと通すとおいしいとお勧めしてくれマシタ。
ほんのり醤油の風味が後口に残る醤菜=アイスプラント。
東京のスーパーオオゼキに出荷しているほか、小豆島では
ヤマロク醤油の店頭でのパック販売がありマス(1パック200円〜)
またホテル オリビアンにキッチンUCHINKUでも食べられるようデスよ。
「私の本業は運送業なんです。」と前置きしてから
「産業のPR、付加価値、地元のイメージUPにつながる
ひしお野菜と考えているので、作るからにはおいしいものを作りたい。
東の鎌倉野菜、西のひしお野菜になるくらいに。」
「小豆島発信のブランド野菜になれば
地元1次産業の元気になれば
最後は我々の物流もげんきになりますから。」と笑う竹本さん。
この冬はお鍋で小豆島のひしお菜をしゃぶしゃぶしてみてクダサイ。
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