2017年10月29日
人命第一のために〜cubic-tt
▲ドローン飛行中は目視作業も
小豆島町に移住して3年の坪佐さんご夫妻は
小豆島で撮影される映像作品などの空撮をお仕事にしてイマス。
またcubc-ttの代表、坪佐利治さんは
香川県ドローン安全協議会の副会長もされているそうデス。
先日行われた「災害時等における小型無人機による協力に関する協定」の調印式。
小豆警察署と連携して災害時にcubc-ttが所有するドローンを出動させ
被災者の捜索などに協力することになりマシタ。
小豆警察署の管轄する小豆島町土庄町内での山岳遭難者や
犯罪に関わっていない行方不明者の捜索を主に担当シマス。
▲10/27寒霞渓ロープウェイ救助訓練
小豆署で伺うと平成28年には警察が出動した事案は
災害関係5件(土砂崩れ)山岳遭難1件、特異行方不明8件があったそうデス。
▲ドローンから見た映像
このうち山岳遭難は小豆島霊場に訪れた際にグループから
離れ少し奥に入ってみようと思った人が毎年いらっしゃるようデス。
「4,5月でも夜になると低体温症になり動けなくなることがあります。
山あり海あり、ダムありの小豆島ではドローンを使うことで
早期発見につながるのでは」と小豆署。
小豆島では過去の災害で多くの尊い人命が失われたことがありマスが
「その当時を知る年代の人が定年などで現場から離れているんです。
今年は台風も多くこれを機に当時の記憶を失わないようにしたい。」とも
お話してくれマシタ。
こういったお話を受け坪佐さんは
「台風、地震などが予測される中で空からの目でお力になれるなら。
またドローンが防災に役立つものに発展させていきたい。」
cubic-ttの所有するドローンは全部で5機。
高度2,3千m、最大風速10m近くまで耐えられる機もあるそうデス。
「ただ、とにかくすぐに救助が必要な場合はたとえ機を落とすことが
あっても居場所を知らせることが必要だと思っています。」
ドローンには救援用のバッグを持たせることもでき
携帯電話や高カロリーの食べ物などを入れているそうデスよ。
▲赤外線カメラでは低体温になっていても確認可能
「ドローンのカメラでインターネット配信できるので
警察署に現場の様子をそのまま見ていただいて動いてもらえます。」
香川県ドローン安全協議会には15社が加入しており災害時には
お互いにパイロットの応援要請などで協力し合うことになっているそうデスよ。
坪佐さんの小豆島の安全を願う気持ちに遭難するなら小豆島でと
一瞬思いマシタが、皆さんのご迷惑にならぬよう気を付けて
小豆島を楽しもうと思いマス。
※ちなみに警察署のヘリコプターなどで救助された場合は無料だそうデス
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