朝からずーっと雨デシタ、10月16日、亀山八幡宮の秋祭り。
お祭りに行くと色んなほかの地域のお祭りのお話も聞けて
昼前から雨になった15日の内海八幡神社の祭は昼から中止になりマシタが
同日の富丘八幡神社では昼からもやっていた、とか。
そんな話をしながら待つのは亀山八幡神社秋祭り名物。
「神浦のオシコミ」・・・雨の中、傘をさしてたくさんの方が見に来ておりマシタよ!
「オシコミ」は1987年に小豆島町の無形民俗文化財に指定されてイマス。
早朝に神浦を出発し国民宿舎小豆島の真下で待機していた皇子丸が
からまず向かうのは池田港。
昔、蒲生と入部の方々にオシコミ船が助けられたことがあるそうで
必ず、お礼のために寄るんだそうデス。
2013年に新造船になったのを機に始まったお迎え太鼓を叩き唄うお子さんたち。
近くに来ると舳での踊りにも力が入り花火も打ち上げられマシタ。
亀山八幡宮までの「宮登り」が始まると気になっていた雨が強くなってキマシタ。
前日に氏子総代代表の安井信之さんに伺うと
「危険のないよう、やれるだけのとをします。」とおっしゃってマシタが。
「えいしゃーしゃーげ」とかつぎあげマス。
「よーいや、さっさー」と返しマス。
亀山八幡宮秋祭りの『返し』が小豆島の中でも一番地面すれすれで見事!
太鼓を奉納するのは中東蒲生、西蒲生、入部、中山、北地、迎地、上地、
平木、室生、浜条、二面、蒲野、神浦の13の地区。
「ようーほう、まかしょ「まかしょ、まかしょ」」の掛け声が雨の途に負けずに
参道に響いてイマシタ。
前回の取材で伺っていた「浜条」の太鼓台、今年は
意識してみることが出来マシタ。
2tもある他の太鼓台の倍はあろうかという大きさ、重さの太鼓台は
「ぎっこん、ばったん」と聞いた通りの動きデス。
近くにいた方も「浜条の太鼓だから持ち上がらんわなあ」と。
神殿前に到着するとこちらでも「かきあげ」「返し」が行われマシタ。
かつぎ手の皆さんは肩にタオルを何枚か入れているそうデス。
そしてちょっと楽しい亀山八幡宮の大練り、今年は平木の若者が担当。
町指定無形民俗文化財にもなっているんだそうデスよ。
旧池田郷5地区(北地・迎地・上地・浜条・平木)が毎年、順に奉納する大練りデスが
楽しいのは練り声と動きだけでなく最後に引っ張ってくる『今年の目玉』的山車。
今年は遠目から見ると白い箱?
と思っていたら、今年4月に開校した香川県立小豆島中央高等学校デシタ!
雨は強くなる一方、晴れの日を楽しみにしていたお稚児さんたちも
大変な様子・・・毎年、舞う岩戸舞は今年は神殿内で行われたようデス。
そして午後からは売り切れるという西条柿。
毎年大人気だそうーデスよ、お味見させていただきマシタが甘いのなんの!
祭は屋台もお楽しみのひとつデスねえー。
今年の小豆島の秋祭りシーズンはほぼ雨で奉納された皆様、お疲れ様デシタ。
来年は晴れるといいデスねー!
で、おまけの『ある意味オシコミ』の二面から船で来られた皆さん。
神浦より先に到着シマシタ。
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