2017年10月11日
中山農村歌舞伎保存会2017
中山春日神社奉納歌舞伎、楽しかったデスね。
プロも顔負けな演技の役者さん達を支えるのは裏方さん達。
見えない場所で頑張る皆さんをご紹介したく奈落へお邪魔シマシタ。
舞台が始まる前の中山農村歌舞伎の裏!
舞台よりも熱気がむんむんしておりマシタよー。
役者さんたちはまず、顔を化粧師さんらに作ってもらいマス。
午後5時から午後8時半まで約3時間にも及ぶ農村歌舞伎デスが
その1時間前には顔造りが始まってイマシタ。
お顔ができると、ちょうど廻り舞台の真下で着付デス。
芝居の演目が決まって衣装を探し整え、着付をするのは
衣装方とよばれる皆さん。
今回、一番大変なのは衣装方さん達ではないかと気づきマシタ。
衣装準備に着付、舞台が終わったら脱がせて片づけに洗濯。
そして翌日には衣装を干して片づけまで・・・寝不足のテンションですと笑っておられマス。
またこちらの「わりご弁当」も
当日の朝、3時集合で衣装方が100人分を作っているそうデス。
じいちゃんとわりご弁当
途中で食べる方もいらっしゃいマスが
たいていは舞台が終わり片付けが済む午後10時過ぎにようやく
皆さん、お弁当に手を付けるようデス。
舞台裏で走る黒衣さんたちの着付も。
▲谷久さんは大道具や小道具などの制作もしておりマス。
まー・・皆さん、大変、大変。
そして歌舞伎に欠かせない音楽担当。
長唄を謡う松江さん▲にお話を聞くと
もともと役者さんをされていたそうで・・・昨年は絵本太閤記に出演。
▲出番待ちの間、着崩れも直しマス
何から何まで皆さん、お仕事の合間にされているというのが驚き。
1年に、たった一夜の美しい舞台は保存会の皆さんの
伝統を途切れさせたくないという思いで出来上がっているんデスね。
終演後の片付けだけでは終わらず翌日も舞台を元どおりに
する傍らで衣装干しが行われマシタ。
来年もそのまたずっと先も使われる衣装。
秋晴れの日にしっかり乾かせておりマスよ。
この日は休日とあって観光のお客さんもこの風景に出会えたのでは。
この風景のあと、小豆島は豊穣に感謝する秋祭りシーズンに入りマス。
本日10月11日は福田の葺田八幡神社秋祭り。
16日まで小豆島島内で、豊島では18、21日に開催されマス。
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