「今年、保存会50周年。
60年前にやった『沼津』の台本を探して、新しい物に挑戦しようとしています。」
いつもは、上手にできそうなもの、慣れたものを演目に選んできた
という中山農村歌舞伎保存会の久保会長。
「中山農村歌舞伎は300年を超える歴史があり舞台は200年前に建てられました。
今まで途絶えたということはありません。」
歴史を担う保存会の皆さん、普段は普通にお仕事をされている方々が
この時期は仕事帰りに準備や稽古に励んでイマス。
お子さんのお稽古は整列して「お願いします」の挨拶から
「保存会は中山地区の者がほとんどですが
小豆島内で熱意のある方が何人か参加していただいてます。」
20代から60代までの男性女性が保存会に入り役者だけでなく
様々なサポートをして続けられてイマス。
この日、稽古中だったのは子供芸の『青砥稿花紅彩画 稲瀬川勢揃いの場』
いわゆる、白波五人男デスね！
「小学生ばかりですが今年は2年生も舞台に出て貰う事になっています。」
中山農村歌舞伎保存会総勢約50名が今までの経験を伝えあいながら
楽しみながら今年も中山農村歌舞伎が行われマス。
・・・60年ぶりの演目はなかなかプレッシャーも多いようデスが。
約900名で毎年埋め尽くされる春日神社の桟敷。
国指定有形民俗文化財の舞台の上で繰り広げられる芝居に
茅葺き屋根の上に浮かぶ月、秋の夜デス。
「練習中はちゃらけたとこもあるんですけど。
顔を作り衣装、カツラをつけると本気になる本番の意気込み、見てください。」
さてさて、今年の出し物は・・・
中山春日神社奉納歌舞伎
日時:2017年10月8日㈰ 17:00〜20:30頃まで
第1幕 三番叟
第2幕 青砥稿花紅彩画 稲瀬川勢揃いの場 （子供芸）
第3幕 仮名手本忠臣蔵 三段目 松の間刃傷の場
第4幕 伊賀越道中双六 六段目 沼津
「桟敷のお客さん、役者が一体になって、親しみをもって
見ていただけたらと思います。」
夜の千枚田に響く三味の音、セリフの声にかけ声。
小さなお子さんからご年配の方まで誰もが楽しめる歌舞伎舞台デス。
春日神社奉納歌舞伎舞台へのアクセスは・・・
お車は混雑が予想されマスのでご遠慮クダサイ。
春日神社へは・・・
〇池田イマージュセンター〜中山春日神社前 無料送迎バス(16:30〜30分ごと)がありマス。
〇イマージュセンターまではオリーブバスをご利用クダサイねー。
※オリーブバス/土庄港ターミナル前 15:10発/17:20発がありマス
高松へのお帰り、土庄港または坂手港は・・・
〇池田イマージュセンター〜中山春日神社前 無料送迎バス(16:30〜30分ごと)
〇オリーブバス土庄港行 池田庁舎前(小豆島中央病院前)19:22(19:21)発/土庄港発夜間高速艇20:50
〇オリーブバス坂手港行 池田庁舎前(小豆島中央病院前)20:50(20:49)/坂手港発ジャンボフェリー22:40
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