いよいよ今日は中山春日神社の奉納歌舞伎舞台デスね。
中山、肥土山ともに国指定重要無形文化財の歌舞伎舞台であり
県指定無形民俗文化財にも指定されてイマス。
地元の方々によって400年の歴史が守られ、
現在「小豆島農村歌舞伎」が国の『記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財』
にも選出され調査中の小豆島農村歌舞伎。
お子さんたちの演技には『おひねり』も飛び、わりご弁当を食べている
地元の方の参加は見ていてちょっと羨ましい・・・
自分も参加してみたい!という方のために三味担当の
空林園子さんにお話を伺ってミマシタ。
「おひねりは、前にも作り方を舞台の日に説明して参加型舞台を
楽しんでもらったことがあります。」
投げるタイミングを逸して最後にどばーっと投げた人もいたとか・・・
それもまた楽しい経験デス。
▲裏方さんが大忙しの様子が見られたリハーサル風景
気になるおひねりの作り方は・・・???
「普通のティッシュペーパー1枚に10円以上の硬貨をいれてひねるだけ。
1円玉は軽くて飛ばないのと、1枚より2枚、3枚のほうが飛びやすいですね。」
その場で簡単にできる『おひねり』ぜひお財布の硬貨をチェックして
作ってみてクダサイ。
さて、難しいのが投げるタイミング。
今回の2017年版プログラムの題目に添って聞いておりマス。
第1幕 三番叟
「このプログラムではおひねりは無しです。」
第2幕 青砥稿花紅彩画 稲瀬川勢揃いの場(子供芸)
「これは投げ場がいっぱい!
一人一人花道から登場するとき、名前を名乗って見得を切るとき
最後に捕り物がありますが、その最後に・・・いつ投げてもかまいません。」
▲こちらも本番では見られない役者さん裏方さんが一体になっている風景
第3幕 仮名手本忠臣蔵 三段目 松の間刃傷の場
第4幕 伊賀越道中双六 六段目 沼津
「どちらも見得を切るシーンや、あ!カメラでこのシーンを撮りたいな
って思うシャッターチャンスの時に投げてるといいと思いますよ。」
「当日は役者の名前と屋号が書かれたパンフレットをお渡ししています。
その屋号を登場したときなんかに、是非呼んで欲しいです。
大向う(おおむこう)というんですが、よっ!○○屋!!って言う。」
シャッター音に合わせて声掛け、おひねり
大向うは、舞台から見て向う・・・神様のいる場所。
お客様も神様なので舞台に上がる人が使う言葉デス。
大きな劇場などでは決まった方や男性が声を上げるべきものとか
マナーがあったりシマスが農村歌舞伎の良いところ、どなたが声がけしてもOKデス。
当日は明るいうちにパンフレットで屋号を確認して
気になったり好きな役柄があれば声をかけてみるのも楽しいデスよ。
『おひねり』に『大向う』、演者さんは大歓迎デス。
400年続く地域の伝統芸能を参加して楽しんでみてクダサイ。
本日午後5時開演デス!
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