「捨てられがちなぺらの紙、手紙などのほうが大事な情報があるんです。」
古文書の調査をしていますよ、と小豆島町社会教育課の真砂さんに
教えて貰い、見学させていただいたのは・・・
平成25年から小豆島町では島の歴史、文化を活かした魅力発信のため
古文書等調査委員会を立ち上げ、5か年計画で町内の旧村々の庄屋さん宅から
資料古文書を集めデータベースの作成を行ってイマス。
この夏の終わりにも
メインとなる徳島文理大学と愛媛大学から教授と学生が
西村公民館を訪れ、作業を続けてイマシタ。
徳島文理大学 文学部文化財学科の橋詰茂教授にお話を伺うと
「2つの大学が中心になって香川県の有識者の協力も得て
島にある資料を整理するのが我々の仕事だと思っています。」
5年目を迎え多くの資料はカードに分類され、終わりを迎えたかに見えたのデスが
「今まで整理した古文書は6777点。写真画像は5万コマになったのですが
3月にある旧家から新たに1060点の資料が出てきました。」
昔、庄屋は役場の働きをしていたそうで
土地の売り買いから海難事故、全てのことが手書きで処理されてイマシタ。
この他にも古い本なども残されており、時代にして
江戸時代から昭和までとのこと。
愛媛大学 法文学部の胡(えびす)光教授は
「旧役場の文書は捨てられている現状があります。
小豆島町の真砂さんのように、古い物全て持ってきてください
という人の存在があって文化が残るんです。」
新しい歴史を掘り起こすための調査のための整理。
まだまだ終わりは見えマセンが、プロフェッショナルの手によって
今年も少しずつ作業は進んでイマス。
膨大な古文書の数々、お隣の土庄町でも「土庄町古文書を読む会」が
目録作成をしているそうデス。
小豆島の歴史、文化、まだまだこれから面白い物が出てくるかも知れマセン。
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2017年08月30日
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