2017年07月18日
木瓜加持(きうりかじ)〜小豆島霊場保安寺
今年の夏の丑の日は7月25日㈫、8月6日㈰
小豆島では毎年、保安寺できうり加持が行われマス。
山積みにされたキュウリと加持祈祷。
この加持は弘法大師が大陸で得た秘法なんだだそうデス。
随光山光明院、小豆島霊場40番札所保安寺のご住職
宮内義澄さんにお話を伺ってキマシタ。
「四季を通じて土用の丑の日はあるんですけれども特に夏の丑の日は
病を得やすいことから明治35年から約100年、保安寺で続けております。」
多くのお遍路さんが訪れるこのきうり加持・・・
「春に来られたお遍路さんも
夏にきうり加持に合わせてまた来られる方も多いです。
昔は自分でキュウリを持って祈願し、
川に流すか地面に埋めるとかしてましたね。」
今は保安寺さんにキュウリがたくさん用意されているので
その場で加持祈祷をお願いすることもできマス。
「我々が独鈷で穴をあけて願いを書いた護符をはさんでお参りするんですね。
一人で来られた方や旅行者の方も
一緒にお勤めやお参りされることもあります。」
キュウリは持参してもOK!
そもそも何でキュウリなんデスかねー・・・と思っていると
「キュウリではなく木瓜と書きます。
陰陽五行の夏は火、土用は土、で勢いが強いので木瓜の木で
バランスを整える意味もあるんです。」と副住職の宮内亜門さん。
夏は様々な体調不良が起こりやすい季節。
身体の病、心の迷いをきうりに閉じ込めて弘法大師の秘法で・・・
「全て土に埋め、腐ることで自ら浄化してくれる。」のだそうデス。
ご住職自らが「お大師さんの言葉を覚えて帰って欲しい。」と
墨で書いたうちわも毎年人気デス。
保安寺さんでのきうり加持は今年も2回、7月25日㈫、8月6日㈰
9:00-16:00の間に行われマス。
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