2017年05月10日
映画の島から
二十四の瞳はもちろん、八日目の蝉、瀬戸内海賊物語、実写版魔女の宅急便・・・
そのほか多くの映画でロケに使われている小豆島。
1949年(昭和24年)上演の
横溝正史原作、片岡千恵蔵主演『獄門島(監督:松田定次)』がもしかしたら
初めての小豆島での映画ロケだったかも知れマセン。
ロケーション当時「5歳くらいだったかなあ。」と言う
小豆島町にお住まいの濱口さんにお話を伺えマシタ。
「この真ん中にいるのが僕ですね。」
映画 獄門島は1949年、東横映画制作。
村人役のエキストラに
ご近所の方がたくさん参加されたときの写真だそうデス。
「主役の片岡千恵蔵さんらが当時の自宅に泊まっていて
朝、トイレでばったり出会って何を言っていいか分からなかったなあ。」
と当時の思い出と・・・
1934年に瀬戸内海が国立公園に制定されたことがロケのきっかけ
だったのではないかともお話してくれマシタ。
南風台の反対側にある岩山が獄門島の風景として
撮影されたりもしたそうデス。
石の産地でもある小豆島らしいエピソードだなーと思いマシタ。
「皆さんがね、この映画をまた観てみたいというので
一度、探したことがあるんですよ・・・」
残念なことに当時のフィルムはセルロイドフィルムだそうで
自然発火の恐れもあるため処分されてしまったとか。
現在、濱口さんは「村史」のため
この映画の件も含めて資料制作をしているそうデス。
今、たくさんの映画やドラマが撮影される小豆島。
美しい風景はもちろん小豆島で今、生活されている方々の記録が
残されるといいなと思ったふくろうデス。
訪れる方には昭和24年からあるロケ地巡りもぜひ!
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