小豆島では
この5月の連休前に映画のロケが行われてイマシタ。
「明日へ」 (監督:藤 嘉行/夏公開予定)
FM香川勝手にシネマニアの中井今日子さんと一緒に
主演の中原丈雄さん、監督の藤嘉行さんにお話を伺ってマス。
この映画は「戦争は罪悪である」と唱え続けた竹中彰元師、植木徹誠師を
モデルに創作されたもの。
「僕自身、こういった事実を知らなかったのでまずは驚きました。
現在もきな臭くなってきて、みな関心を持っていると思ったので
僧侶をモデルにテーマを作った。」と藤監督。
藤監督は実は香川県の高校を卒業されてイマス。
「小豆島には来たことがあるし
桜、緑、海がきれいで自然を舞台にすることで戦争の悲惨さ苦悩が
浮かび上がると思った。」
「木下恵介監督の助監督でついて来ていましたし
来てみて、この映画を撮ることで木下さんの土地だな、来るべきして来た
感じもしています。」
非戦を貫いた主役のお坊さん役中原丈雄さんは・・・
「高峰秀子さんの二十四の瞳、スチールを見てこういうところだったのかと
街に出ると、そのまんま残っているじゃないですか。
先人の歩いた素晴らしい道を歩いているのは役者冥利につきますね。」
「僧侶役ということで食を減らしていたんですが
何しろ食いもん、旨いですからね、3日でギブアップしたんですよ。」
と笑いながらも60歳から80歳までをお一人で演じ
潮騒、光、鳥のさえずり、思いもよらない物にも助けられているという中原さん。
「小豆島ってね、すごいパワースポット。
いい方向へ行ってますよ、いい作品に仕上がると毎日確信しています。」
最後に監督から・・・
「戦争は良くないって誰だってわかっている、これを観て子や孫の時代が
変な時代にならないようにと若いお母さん達にも観て貰えたらと思います。」
映画「明日へ」は今年8月の終戦記念日に合わせて上映予定。
ロケ地になったのは二十四の瞳映画村や小豆島霊場など・・・
映画を観て、またぜひ小豆島の美しい自然に会いに来てクダサイね。
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