2016年10月20日
オシコミ2016(オリーヴァー)
亀山八幡宮の秋祭りは200年前から続くというオシコミから始まりマス。
明治時代に始まったこの神事は手でこぐ和船に約700kgの
太鼓台を乗せて早朝6時に神浦を出発するそうデス。
この「オシコミ」は1987年に小豆島町の無形民俗文化財に指定されマシタ。
一時期、途絶えたことおあるようデスが1979年に神浦地区で復活され
毎年、小豆島町内最後の秋祭りを彩ってイマス。
実はふくろうが「オシコミ」を見たのはこれが初めて。
多くの方が「一度は見てみたい」とのことなので
神浦のオシコミの楽しみ方、アクセス方法を記録に残しておきマス。
まず、高松方面からお越しの方は高松港、6:50発池田行に乗船必至。
坂手港他からおいでの方はオリーブバス平木停留所で下車。
さて国際フェリーからは
池田港に近づくと進行方向右手に国民宿舎小豆島が見えてキマス。
その真下あたりを望遠で見ると待機中のオシコミ船を見ることができマス。
フェリーのお客さんのほとんどがデッキへと出ておりマシタ。
三都半島の先端付近の三地区で行われていた「オシコミ」は
道路整備によって亀山八幡宮まで陸路で行けるようになり一時期途絶えマシタ。
伝統を受け継ぐために神浦地区でオシコミが復活し今日に至りマス。
池田の桟敷方面(小豆島ふるさと村手前)までは交通規制が
かかっているので徒歩で向かいマス・・・約7分ていど。
「オシコミ船」が到着する浜辺は探さなくてもこれだけの人が
すでに見学や写真撮影のためにいらっしゃるので分かりやすいデス。
この浜辺も数年前まではもう少し広かったと地元の方が話してマシタ。
里帰りで訪れる人も多く賑やかデス。
午前8時半を過ぎると子供たちが太鼓を叩き歌い
すぐ近くの波止から花火が上がると、遠くにオシコミの船が見え始めマス。
・・・が!!この船、一旦は池田港に向かいマス。
池田港でオシコミ船を迎えるのは近くの蒲生、入部の方々。
「昔、オシコミの船をこの地域の人が助けたことがあり
お礼のため寄ると聞いています。」と教えてもらいマシタ。
池田の桟敷(こちらは国指定の幅約80m、高さ約18mの国指定の重要有形民俗文化財 )
前の浜近くになるとふんどし姿の漕ぎ手の掛け声が聞こえマス。
舳船首で采(サイ/ザイ)と呼ばれる飾りのついた棒を振り踊る
赤と緑の長襦袢姿。
神浦からここまでは約5キロほど。
国民宿舎の下付近でふんどし姿や長襦袢などに着替え休憩と聞いてマス。
漕ぎ手の皆さん約30名ほど、櫓をこぐ姿に到着すると拍手が起きマスよ。
待ち受けていたふんどし姿の仲間が船を止めるとすぐ
太鼓台が浜にあげられマス・・・あっという間デシタ。
地元の写真家の方は
「長襦袢姿の人が飛び降りる瞬間を撮影したものがすごくよかったんですよ。」
・・・スミマセン、船の陰で反対側から一瞬で飛び降りられマシタ。
漕ぎ手の方は改めて
法被に着替えて亀山八幡神社へ太鼓を運んで行きマス。
順に旧池田町の太鼓は大鳥居をくぐり、担がれていよいよ宮登りが
始まるのが午前9時過ぎ。
この後、亀山八幡宮境内での奉納などはお昼まで行われマス。
午後1時からは桟敷での太鼓の競演。
海と共に生きている小豆島の方々のお祭り、そして「オシコミ」
来年もまた10月16日に行われマス。
迫力あるお祭りの様子、ぜひ体感していただきたいと思いマス。
神浦コミュニティーセンター(島の家)では「オシコミ」の和船皇子丸を
見学することもできマスよー。
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