県内の楽しいイベントやトピックスを日替わりでお送りするミニコーナー、
月曜日は、小豆島Short Short・・・を放送してイマス
10月に入り瀬戸内国差芸術祭2016、秋会期への期待が高まる中
小豆島では新しい作品のお披露目が行われマシタ。
作品NO・108「シシ垣でつくる堀越暮らしの輪プロジェクト」は
人が集うことでイノシシと人の住み分けをしようという試み。
堀越は田浦、二十四の瞳映画村に行く途中にある約45世帯92名が住まう集落。
作品は昔あった段々畑を直し、山から切り出した竹でシシ垣を作成。
高さ2m〜1,2m、全長約30mの波状のシシ垣デス。
「あの立てられた色とりどりのノボリをたどると、壺井繁治の生家跡や
二十四の瞳のモデルになった小学校跡、教員住宅、荒神さんにえべっさん、
小豆島霊場の堀越庵を巡れるようになっています。」
と早稲田大学の建築科の古谷誠章教授。
「昔、小豆島にはシシ垣がありましたが、実は堀越にはなかったんです。
今は絶滅したはずの猪が海を渡ってやってきて堀越でも被害があると
きいて、それぞれの場所に住み分けができるよう考えました。」
古谷研究室総勢10名以上が約3年前から行ってきた
このプロジェクト、実は香川県三豊市出身の早稲田の学生
鉄川ななみさんの卒論から始まりマシタ。
鉄川さんは「地方の集落における転入者との共生と集落再編に関する研究」
というテーマで小豆島を取り上げ移住者の多い堀越や他の地域の人に
インタビューして卒論を仕上げマシタ。
この研究から3年。
「まさか、という感じです。後輩と研究室のおかげです。」と笑顔で答えてくれマシタ。
波の音の聞こえるこのシシ垣は
山側をイノシシ、海側を人の住む場所として分けてイマス。
高松市から奥様の実家のある堀越に越してこられた堤さん。
畑の作物が被害にあったことがあるそうデス。
このシシ垣にたくさんの方が訪れ
猪と人との住み分けができたとき、本当に出来上がりなのかも。
ぜひ多くの方のこの場所を訪れて欲しいデスね。
ゆったりともたれて目の前に広がる播磨灘と堀越の集落が見渡せマス。
ノボリに沿って歩いた先にある堀越庵、教員住宅では
オープニングとクロージングの数日間、地元の方々の古い写真や
大学生による空き家活用のデザインなども鑑賞できマス。
瀬戸内国際芸術祭2016秋会期は10月8日から。
瀬戸内海、内海湾と播磨灘に囲まれた堀越にもぜひおいでクダサイ。
以上、今日の小豆島町Short Shortデシタ。
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2016年10月03日
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