先日の壺井栄50回忌の上映会で岸本さんにお会いシマシタ。
夏会期の最後にはいつもの坂手観光案内所2F「eiカフェ」ではなく
苗羽にある庚申堂で開催された「本からうまれる一皿」。
岸本等さんが
庚申の夜は人々が集まって過ごしていた、その過去を取り戻したい、という
思いのこもった一夜となりマシタよ。
大好評の「本からうまれる一皿」もとうとう残り今月、来月の2回となりマシタ。
先月8月のメニューのテーマは『童話と平和〜お盆/餓鬼供養』
餓鬼供養・・・小豆島町無形文化財
小豆島町神懸通付近では毎年8月14日の早朝に別当川の河原で
五目飯を焚いて供える習わしがありマス。
その風習に倣い、また壺井栄の「がきのめし」で描かれた様子を
聞き取り調査して2種類の餓鬼飯を用意してイマシタ。
特別な庚申の夜はお弁当箱に詰められたご馳走。
香川県の郷土料理である「なす素麺」付き。
デザートには迎え団子送り団子のはったい粉和え
そのほか硯蓋(すずりぶた)と呼ばれる小皿料理は煮豚に合わせてるなど
小豆島の習慣をアレンジした料理に
「同い年」「トラ・オオカミよりこわいもの」
「峠の一本松」「海の音」など壺井栄さんの物語からメニューを
掘り起こし一品料理に仕上げてイマシタよ。
今月もまたどんなメニューになるか楽しみデス。
さてこの日岸本さんからご紹介されたのは庚申堂を守っている渡辺さん。
「守るというか、掃除したりしています。
庚申堂には青面金剛さんをお祀りしていて昔は(小豆島の)いろんなところに
ありました。今ではこんな風に残っているところは少ないですね。」
「青面金剛さんは本当に青い姿なので、あとから見てください。」
とのことで・・・お食事中のグループの皆さんのお邪魔をして
お参りさせていただきマシタ。
こちらのグループは小豆島中から集まっているカラオケグループなんだそう。
楽しそうに盛り上がっているところ、失礼いたしマシタ。
「足元には庚(とり)と申(さる)がいますよ。」と岸本さん。
「本からうまれる一皿」は9月、10月でいったん終了デスが
今後の活動は???と岸本さんに伺うと
「できればレシピ本にまとめられたらなあ、と思います。」
これはぜひとも!!楽しみにしておりマスよう。
さて、お向かいになった方は草壁婦人会の方で
お接待でお会いした方だったり・・・
ちょっとした会話が楽しいひと時デシタ。
残り2回、瀬戸内国際芸術祭2016、島の歴史や文化、食もアートと一緒に。
そして島の人々との触れ合いもたっぷり楽しんでクダサイ。
今月は9月24日(土)
※予約はお早めに本からうまれる一皿Facebookページからどうぞ
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