2016年08月09日
第8回世界考古学会議・・・って?(オリーヴァー)
小豆島町世界遺産化対策室 学術専門員の川宿田好見先生に
お会いしてキマシタ。
8月末に京都府で行われる『第8回世界考古学会議』ってなんデスか?
小豆島はどうかかわっているんデスかー??
「では!第8回世界考古学会議、小豆島プレシンポジウム。
そしてプレツアーについてご案内をさせていただきます。」
●まず世界考古学会議って?
「簡単に言いますと、世界中の考古学者が集まる学会なんですね。
4年に一度世界各国で行われていて
世界130ヶ国に会員がいて今年8回目は東アジアで初めて開催される大会です。」
これまで開催された地域は・・・
1)サザンプトン(英) 2)ハルキシメト(ベネズエラ) 3)ニューデリー(インド)
4)ケープタウン(南ア) 5)ワシントン(米) 6)タブリン(アイルランド)
7)死海(ヨルダン)
第8回世界考古学会議(会場;同志社大学今出川キャンパスほか)
日時:2016年8月28日ー9月2日
参加者:世界中の考古学者1500〜2000人(発表者約1000人)
テーマ:世界各国の考古学研究の国際比較、文化財保護や文化遺産と社会
先住民やマイノリティの文化保護、災害と考古学など。
●小豆島でプレツアーをするんデスねー。
「大きな学会になりますと、エクスカーションと言う小旅行を
学会の前、後に計画されます。その中の一つとして小豆島に来ていただく
ことになりました。」
これは小豆島で長く研究調査されている同志社大学とのつながりが
あってこその実現だそうデス。
●小豆島のどんなところを、どんな人が見学されるんでしょうか?
「世界21ヶ国の考古学の研究者、学者が80名ほどが
1日目に寒霞渓の自然環境、地形を全員で見て4つのグループに分かれ
ツアーを行います。」
中山棚田〜そうめんの産業文化、農村歌舞伎など
醤の郷〜醤油産業、食の景観
神浦〜地質や漁業について
福田〜石の技術、漁業など
「日本という地域に来ていただいても日本の原風景を見てもらうのは
難しいことなんですね。
小豆島では昔からの産業、風景、伝統文化を見ていただけるんです。」
「小豆島は海の民であったことが今回一番テーマとして
大事にしたいので海、漁業も見ていただけたらと思っています。
色んな産業のある小豆島ではお互いに尊重しつつ
誇りを持ってやっている、そういったところも見ていただきたいと思います。」
●世界の研究者の方がどういうふうに感じるか気になりマス。
「プレツアー2日目の8月27日にはサンオリーブで
第8回世界考古学会議京都大会・小豆島プレシンポジウムも行われます。」
小豆島シンポジウム<英日同時通訳>
日時:2016年8月27日(土)13:15開場、13:30開会
場所:小豆島オリーブ公園内サンオリーブ1F
参加費:無料
基調講演:ティム ウィリアムズ博士(ロンドン大学)
13:50〜「地域社会と文化遺産マネジメント」
研究発表:安田小学校6年生
14:30〜「石三昧ー小豆島の石の文化」
フリーディスカッション:15:00〜
「安田小学校の皆さんには総合学習で学んだ石の文化を発表していただきます。
非常に貴重な機会ですのでご興味のある方は小豆島町のHPで確認して
お問合せください。」
同時通訳のためのイヤホンの数に限りがありマス。
お申込み・音合わせは小豆島町役場企画財政課(0879)75-1800まで。
「考古学は古いものを発掘するイメージでしたが今、世界で話されているのは
地域の人が文化歴史などをどう担っていくのかということ。
敷居が高そうですが実際に身近にあるものの話です。
ぜひご参加ください。」
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