2016年07月24日
中山農村歌舞伎衣装調査(オリーヴァー)
7月23日、観音寺太鼓台文化研究グループ
23名が中山農村歌舞伎の衣装の調査に訪れマシタ。
このグループは太鼓台の刺繍について太鼓台文化を研究、調査しており
香川県高松市の祇園座、土庄町の小海自治会について調査し
福武財団の協力のもと冊子を作り、図書館などへ寄贈してイマス。
観音寺太鼓台文化研究グループ代表の尾崎明男さんに
お話を伺いマシタ。
尚、写真撮影は今回水晶山写真倶楽部の高橋健二さんデス。
(きれいな衣装、フクロウの雑写真でないのでご安心クダサイ)
太鼓台文化研究グループが中山に調査に入るのは今回で3回目。
「観音寺の人だけでなく善通寺市、丸亀市、坂出市
愛媛県、岡山県、今回は大阪からも2名が参加しています。」
過去4回、調査結果をまとめた冊子を出し
それを見た人も興味を持った方が今回3名参加されたそうデス。
「太鼓台は豪華な刺繍がある一面、古い刺繍が残っていないんです。
太鼓台の扱いは荒々しいうえに新調することが多いんですね。
比べて農村歌舞伎では古くなっても後世に伝えているんです。
写真やデータを取ってきて人並み以上には古い刺繍が分かるようになりましたが
縫い方とか同じ刺繍があるんです。」
グループには愛媛県の伝統工芸士の方、プロの職人さんもいらっしゃるそうデスよ。
「刺繍の歴史を追体験しようと思えば太鼓台ではなく
衣装に見出すしかないんです。」
今回中山農村歌舞伎の衣装をご覧になって・・・
「地元の方はボロボロなんです、と言われるんですが
それは100年以上たってますから・・・。
鑑賞会もして古い衣装を復活させたい、古いものの中に地元アピールできる
ものがあると訴えたいんです。」
その良さを知ってもらおうと電灯ではなく和ろうそくの灯での鑑賞会も企画されマシタ。
太鼓台のある勇壮な祭り、そして優美な農村歌舞伎。
「子どもさんが減って行く時代、古いものに価値を見出し
昔の人が伝えてきたことを残す一条となればと思い活動しています。」
今回の中山での調査は今日、24日まで。
調査結果は来春には冊子化され県内はもとより太鼓台文化の残る
地域の県庁所在地にある図書館、また東京、関西の国立図書館に寄贈される予定。
中山農村歌舞伎保存会久保会長
また豪華絢爛な衣装が小豆島で見られる中山の
春日神社奉納歌舞伎は10月9日(日)午後5時から予定されてイマス。
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