2016年06月23日
小豆島獣肉利用の可能性(オリーヴァー)
鹿肉ほどに固いまじめなお話デス。
小豆島町にある農業改良普及センターにお邪魔してお話を伺ってキマシタ。
この日、センターの一室にいらしたのは
小豆農業改良普及センターの藤井寿江さんと池田、中山、笠ヶ滝から
罠を使って害獣の捕獲をしている方々。
で、こちらが約40キロの鹿さん(デシタ)
中山在住の伊谷さんによると
「昨年まではここの藤井さんが試験的に鹿肉をドッグフードにできないか
とやってたんを、今年はみんなで手伝いに来たんです。」
伊谷さんの罠にかかった鹿は大きく切り分けられ冷凍・・・
センターで手分けして皆で骨と肉に小さく分けられてイマシタ。
これを真空パックしてさらに冷凍したりフレークにするそう。
小豆農業改良普及センターの藤井寿江さんデス
「丸亀市にある警察犬の訓練所に送っています。
まだ鹿肉はアレルゲンになっていないので喜ばれています。」
犬さんにもアトピーなどが最近は多くなっているんだそうデスね。
まだまだ試作、研究段階だそうデスが
「鹿肉は人には人気がないんですけど
脂が少ないので犬にはいいみたいですね。」
獣害を避けるために罠を仕掛けて(資格が必要)いる皆さんも
「有効活用ができたらいいな。」と協力されているんだそうデス。
作業終わりには実際に獣害を避けるために苦労していること
今後、どのような可能性があるかなどを実体験に基づいたお話で
盛り上がってイマシタ。
左から・・・
伊谷さん、白Mさん、
三木さん、橋さん、弓木さん
「猪なんかでも実際に捕まえて食べる、という人は少ないんです。」
おいしいのにもったいない・・・
「最初に血抜きのできていないのを食べると臭みがあって
まずいと思う、そうしたら次から食べようとは思わないんでしょう。」
罠の設置だけでなく獣害を避けるための柵についても話が広がり
「昔のしし垣と言うのは、実際に柵を設置したらあれはよく考えて
作ってたのが分かるなあ。」
など先人の知恵と労力に感嘆する方もいらっしゃいマシタ。
柵、罠など自分たちの生活を守るための労力に
捕まえてから獣肉として捌く経験。
食べる際にも生肉は食さないなどの知識も必要となってキマス。
様々なリスクはありつつも獣肉はなかなかに魅力的。
小豆島での対策は始まったばかり。
色々な可能性を皆さんのお話に見つけられるような気がシマシタ。
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