2016年03月22日
合併10周年によせて(オリーヴァー)
2006年3月21日に旧池田町と旧内海町が合併して
現在の小豆島町となりマシタ。
「私は内海町で生まれ育ったんですけど池田町は
高松市よりも遠い存在だったかも知れませんね。」
高松、京阪神には何度となく行っても隣の町へは数えるほどしか行くことがなかった
と、お話されたのは小豆島町の塩田幸雄町長。
合併して11年を迎える今年、今の小豆島町とこれからについて
しまラジ!パーソナリティと一緒にお話を伺ってキマシタ。
「島のひとはそれぞれが独立して横に動かないんですね。
今でこそ小豆島最大の魅力のひとつ、中山にも僕は6年前に初めて
行きました、それくらい距離感があったんです。」
小豆島という魅力たっぷりの地域の魅力を発信できていなかったそうデス。
「ここ数年、映画、雑誌などで取り上げられるようになったのは
小豆島町を1つのパッケージとして発信できるようになったからだと
思っています。」
小豆島町というイメージしやすい名称でパッケージ化されたこと
それは非常に画期的だったと言いマス。
「6年前に東京から戻り、小豆島を元気にしようと帰ってきたんですけど
当座は名案があったわけではありません。
悩んで悩んで・・・何とかなるかなと思ったのは第1回目の瀬戸芸の
賑わいを見てからですね。」
瀬戸内国際芸術祭は今回で3回目。
最初の芸術祭では中山に王 文志さんの作品が1点だけ。
最初は瀬戸芸に疑問を感じていたこともあったそうデスが
中山の人たちが地域の魅力、可能性に気づきだし
八日目の蝉の撮影が行われた頃・・・
「小豆島は元気になると直感したんです。」
そして2016年の小豆島は高校の統合、交通網の整理、新病院と
大きく変わってキマシタ。
「病院と交通はワンセットなんです。
いつも日本全体で考えているんですが明らかに行き詰っている原因は
社会保障だと思う。」
人は一人では生きていけない。
最初に家族と言う単位、そして地域社会、そして国と言う単位で
『助け合い』を行っていると町長。
「家族は無条件で助け合いますね。
そして地域という共同体での助け合いもあります。
人口が多くなった時に今の国の社会保障は機能的で有効なんですが
人口の減少、支えられる人の方が多くなった時
顔の見えないシステムはごちゃごちゃになってきていると思います。」
「これを元々の健全な助け合いにすることが僕のやっていることなんです。」
地域の中で安心して住めるよう病院が設備され
そこに通うための交通手段が整備され・・・短期間で具現化されマシタ。
「公共交通は人間の体でいうと血液。
人々は島の中で自由に交流できなければならない。
病気を持つ方、子供、お年寄り、車に乗れない人が公共交通機関を使い
循環できることが大事ですね。」
島外に住んだ経験から港〜実家を行き来する不便さを感じ
外の人も利用しやすいバスであるべきと考えたそうデス。
小豆島に住むひとにもいいところをお互いに行き会って
高齢者、子供たちに島中を移動して交流してほしいとお話くださいマシタ。
小豆島町合併10周年。
小豆島町役場では実際の交通だけでなくFacebookも利用し
情報を共有することもはじめマシタ。
そして迎えた瀬戸内国際芸術祭2016
「瀬戸芸はアートだけでなく瀬戸内海の魅力を発見するものでしょうね。
風景、伝統、歴史、文化・・・島に住む人は自分たちの潜在的力を
見つけ出して欲しいと思います。きっとできると思っています。」
「いま日本と言う国は人口が減って大変な時代に向かっている。
こうすれば元気になるというモデルを小豆島で作っていきたいと
思っているんですね。」
魅力いっぱいの小豆島。
3回目の瀬戸内国際芸術祭を迎えまた大きな一歩を進みだしてイマス。
※小豆島バスは3月20より最大300円の運賃になり路線も増えてイマス
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