コブ吉君の真っ正面からこんにちは!
2月20日から開催される二十四の瞳映画村『壺井栄文学館』の
壺井栄のおひなさまのお話を伺いに行ってキマシタ。
お話を聞かせていただいたのは
岬の分教場保存会、壺井栄文学館の中川あかねさんデス。
「二十四の瞳映画村では以前から子供たちに向けてお雛様を
見ていただいて折り紙などができるようにしています。
壺井栄さんのだいじにしていたお雛様をこの機会に見ていただこうと
今回で3回目の展示をすることになりました。」
「壺井栄が子供の頃は小豆島では旧暦の4月3日に
桃の花と柳をお雛様や神仏だけでなく玄関、土蔵の小窓、お手洗いにまで
あらゆる場所の出入り口に飾ったといいます。」

「その光景と菱餅、草団子、白酒のほか
海に囲まれた小豆島ならではのアサリに蛤、買いなどの煮ものが
お節句のご馳走で少女の栄はとても楽しみにしていたそうです。」
大人になった栄さんは坂手にある郵便局で働きます。
文学少女だった一人の女性はそこで壺井繁治さんと出会いマス。

文学や同人誌の話から小豆島で育った少女は26歳の時
一人、東京へと繁治さんの元へと向かいマス。
「このお雛様は大人になった壺井栄が知人から譲り受け
お子様たちが大きくなっても、自宅で飾られたものです。」
小さな小箱を開けると大切に布でくるまれた
小さな立雛が現れマシタ。
「随筆には女雛の方が男雛より小さいのは
いかにも男女同権じゃない、なんて言うふうに書かれています。」
柳の刺繍がされた女雛の様子、小豆島の昔からの雛まつりの様子が
表れているようデスね!
100年以上前のお雛様の展示は2月20日〜4月3日まで。
旧暦のおまつりに合わせての展示となりマス。
「壺井栄のお雛様以外にもお雛様に関する地元の方がたの
絵手紙を展示させていただきます。
展示する側、見る側、お雛様の展示は華やかで楽しくやっています。」
この他、壺井栄さんがお雛様について書かれた原稿や
身の回りの品々なども展示されマス。
二十四の瞳映画村内、壺井栄文学館(映画村の入場料のみ)
午前9時から午後5時まで。
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