
今年も1月21日に小豆島霊場の島開きが行われマス。
島開きは弘法大師の縁日。
「小豆島霊場、巡拝のはじめ。年の初めの日です。」
島開きは1月21日(木)午前10時40分〜土庄港にて
小豆島霊場会常務、第40番札所保安寺副住職の
宮内亜門さんにお話しを聞かせていただきマス。
「小豆島霊場は四国霊場と同時期にできたと言われております。
空海の霊跡が小豆島霊場となっており修行の場修験の洞窟の霊場が
他にはない小豆島の特徴です。」
四国霊場88か所にも見られないような厳しい山岳霊場が点在する小豆島。

島開きでは修験者が九字を切り、その後を参拝者たちが歩きマス。
「道を切り開くという意味で、臨・兵・闘・者・皆・陣・裂・在・前と
厄を払いながら修験者が先に立ちますね。」

「午前10時40分、岡山から土庄港に到着する但馬からのお遍路さんを
迎え霊場協会までの約1kmを行者を先頭に、御詠歌隊、子ども遍路、大師像
僧侶、巡拝者が歩きます。」
御詠歌と鈴の音が響く行列は見学の方も多く、また小豆島中の観光施設の方々も
お出迎えに出てこられマス。

「讃岐、山陰、山陽、但馬、丹後・・・中四国近畿の方々ですね。
昔は農閑期にお参りされる習慣があり地域によって農作物も違うので
少しずつ時期がずれるんです。」
山陰などこの時期、積雪の多い地域から来られる方は
小豆島は春のようだと喜ばれるそうデス。
これから気候が良くなると参拝の方も増え5月の連休には
京都から浴衣を着て霊場を巡る団体もあるそうデス。
今年は瀬戸内国際芸術祭、作品だけでなくもっとお小豆島らしい
霊場にも訪れて欲しいデスね。
「初めての方はまずはそうですね・・・
霊場会総本院へ寄っていただけたら参拝のお作法をお教えすることが出来ます。
昔のお参りの方法を色濃く残しているのが小豆島かと思います。」
山岳霊場では護摩炊きもしていただくことができるので
訪れた日に詳しく伺うためにもぜひ立ち寄るといいと思いマス!

日常とは違った霊場、そしてお作法を伺って参拝する・・・
「そこで何か気づきが得られるのではないかと思います。」
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