ここ数日、小豆島福田にある坂口工務店から賑やかな音と
大勢の人の気配がしてイマス。
現在、ここでは大勢の職人が入れ替わり立ち代わりしつつ
今年で9本目、4本の木桶作りをしてイマス。
出来上がる4本の木桶のうち1本は既に行き先が決まっていて
2月4日〜3月6日、東京都の渋谷ヒカリエにてPRのため展示されマス。
その木桶はその後、千葉県の発酵の里こうざきで展示されるそうデスよ!

写真は2012年、初製作の桶と製作者の山本さん、坂口さん、三宅さん
2011年に日本国内の大きな木桶作りの職人が日本に1軒となり
小豆島伝統の杉桶での醤油作りを後世に残すため当時3名の熱い男たちが
立ち上がりマシタ。
大阪、堺市にある日本唯一の桶職人に弟子入りをして
初めて自分たちで木桶を作りげてから今年で5年。
2013年に4本の新桶を制作。
うち一本は県外へと運ばれて行マシタ。
フクロウが坂口工務店の作業場にお邪魔した際には
徳島県阿南市の司製樽から原田 啓司さん
長崎県五島市からは桶職人の宮崎光一さんとそのお父様が作業に参加してイマシタ。
左から宮崎光一さん・原田啓司さん・山本康夫さん・坂口直人さん・宮崎昭行さん
宮崎さんのお父様、宮崎昭行さんは五島列島で診療所をされているお医者さん。
「伝統的なものを残していきたいと色んなことをしています。」
そういった活動をされる中
「近所に桶作りをしているところがあって小さな桶なんですが。
調査すると大阪に一軒だけ大きな桶を作っていると分かったものの
全て技術はこちらに教えたと言われ。」小豆島にやってきたそうデス。
木桶作りの技術が小豆島に伝わりそこに日本全国から
若い職人さんがやってきてイマス。
今月下旬頃には桶作りの木材を削る作業は終わり
ヤマロク醤油で木桶のくみ上げ作業が始まりマス。
組上げ作業にも全国から醤油、味噌、お酢の蔵元が手伝いに来るようデス。
作業を手伝うことで各蔵元が木桶の構造を知り
自分たちでメンテナンスが出来るようになることが目標だとのこと。

小豆島400年の歴史ある醤油作りを守るために始まった
木桶職人プロジェクトは今、全国から注目を浴びているようデス。
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