2015年12月10日
お醤油屋さんのオリーブ@〜ヤマサン醤油(オリーヴァー)
小豆島産のオリーブオイルが少しずつ出回るようになってキマシタ。
オリーブを専門に作っている会社や農家さん。
そして小豆島と言えばお醤油。
小豆島にあるお醤油屋さんでオリーブ製品を作っているのは4社。
まずはヤマサン醤油に伺ってお話を聞いてキマシタ。
お話してくれたのは(もうしまラジ!ブログではおなじみ)
ヤマサン醤油代表の塩田洋介さんデス。
「ヤマサン醤油でオリーブ栽培を始めたのは18年前。
私がここを継いで、その頃たまたま空いた土地に
オリーブを植えてみようか、と思いついたのが始まり。」
18年前の小豆島は一時は盛んだったオリーブ栽培が一時下火になっていたそうデス。
「当時は役場の人もオリーブに詳しい人は少なくて
今のようにデータもなく手探りだったんですよ。」
同時期にオリーブ栽培を始めたお醤油屋さんはヤマヒサ、タケサン醤油。
「3社でそれぞれが頑張ってやっていたんですね。
うちでは、まず300本植えてみるか・・・と始めて。
その時にいたのが私を含めて3人。一人100本担当でした。」
今でこそ2年3年の苗木が販売されてイマスが当時は1年苗。
初めてのオリーブ栽培はあっという間に苗木を隠すほど伸びる雑草に手を焼いたそうデス。
普通6年目くらいから搾油に適したオリーブの実がなるそうデスが
「6年目でも木は小さくて、搾油機もなかったですから。
まとまった量でないと搾ってもらうこともできない。
じゃあ、新漬けオリーブはと人に聞いてやってみる、そんな調子でした。」
「オリーブを専門で栽培しているところがすでにあるわけですから。
後発で島の人に売れるかどうか不安でしたね。」
後発で始めた不安から島内よりは都会に出して売ろうと
そのためにも畑を増やそうとすると
「開墾からやるわけですから。」当時の苦労話に苦笑いしながら教えてくれマシタ。
「今はオリーブは島内でも個人個人で搾油機を持って
バラバラにやっているような状況。
今後を考えると出来るだけ早く皆が一緒になって小豆島ブランドのオリーブを
業界全体で考えるべき。今そのベースを作っておくべきだと思うんです。」
創業弘化三年のヤマサン醤油を継ぐために小豆島に帰ってきた塩田さんは
小豆島全体のオリーブのことも考えてイマス。
さて、そんなヤマサン醤油のEVオリーブオイルは・・・
「うちはミッションのシングルモルト。
小豆島のオリーブが将来的に残っていくためには人がしないことをと思って
始めたのがミッションとルッカのオーガニック・・・大変なんですけど。」
人の手がしっかりかかるオーガニック栽培、今では息子さんが
引き継いでくれているそうデス。
オーガニックオイルはとっても爽やかでとーってもおいしかったデス(味見済!)
こだわりの塩漬けオリーブは熟度が上がってから作り瓶詰めされているので
冷蔵庫に入れておくと1年半は賞味期限がありマス。
ぜひ馬木、醤の郷入り口にあるヤマサン醤油で手に入れてみてクダサイ。
<関連記事>
新漬けオリーブの食べ方(オリーヴァー)
うさぎのひしお丼(オリーヴァー)
完熟オリーブの新漬け(オリーヴァー)
specialソフトクリーム(オリーヴァー)
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック