日本書紀にあづきじまとして登場する小豆島。
3世紀頃に応神天皇が小豆島に立ち寄ったと記されてイマス。
休息した場所、宿泊した場所などがそれぞれ八幡神社として祀られ
小豆島では初詣に五社巡り、六社巡りをされる方が多いそうデス。
小豆島町馬木、お醤油の蔵が多く醤の郷と呼ばれる地にある
内海八幡神社で宮司の黒木治夫さんに伺いマス。
「自分に住んでおられるところの氏神さんでお参りをされて
そのあと島の中の八幡さんをお参りされる方が多いと思います。
それを五社巡り、と言われておるんですけどね。」
「一番のきっかけは小豆島のバス会社がお正月にツアーと言うんですかな
そういうツアーを始められたんです。
はじめたころは自家用車なんて持ってない頃でしたからね
バス会社のツアーで廻ったのがスタートだと思いますね。」
最初に上陸し息をついた場所は伊喜末、鉤をかけて登った鉤かけ山から寒霞渓
になったなど多くは地名に名残を残してイマス。
古の貴人の足跡が残る小豆島の八幡神社、6社。
「今、だいたいまわられているのは内海八幡神社
池田の亀山八幡宮、渕崎の富丘八幡神社、土庄八幡神社、伊喜末八幡神社
一応、五社めぐりというコースはこちらなんですけどもね。
福田にももう一社葺田八幡神社がありましてそれを含めると六社めぐりですけども。」

「この内海八幡神社の場合、しばらく滞在されたといわれているんです。
この神社の先にちょっと高い山があるんですけども
そこにしばらく滞在されたというお話です。
御山(みやま)と呼ばれている山なんですけどそこに石碑が残っておりますね。」
6社目の福田、葺田八幡神社は応神天皇が小豆島を離れる際に天候の悪化で
やむなく再上陸した際、急ぎ建物を用意し屋根をふいたことから
葺田八幡と呼ばれるようになったそうデス。

八幡神社の他にも応神天皇お手植えと言われる宝生院のシンパクなど
小豆島には多くの伝説が残されてイマス。
お正月、小豆島で古代の息吹を感じてみてクダサイ。
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