8月1日〜8月3日まで中山自然美術館が開館してイマス。
国民宿舎小豆島の蛍ツアーや見学の方々が6月頃に楽しんでいる蛍は
地元のボランティア『一粒の種』が
島内の小学校とも連携して蛍の飼育、放流をしてイマス。
殿川が整備されて川底がコンクリートになったことで
蛍の幼虫たちが留まる場所をなくした、と
『一粒の種』では川に葦などの草を植える作業をしてイマス。
先日、呼びかけに応えた方々が集まって作業が行われマシタ。
35年以上、近隣の亘さんという方が一人で作業をされていたところ
一人、二人と作業を手伝う方々が増えマシタ。
中山自然美術館館長、『一粒の種』代表の亘さんは
「自分の事はええから
気が付いたら黙って作業していた川崎さんの話を聞いて欲しい。」
黙々と作業を続ける川崎さんに
自然保護などに興味がおありになったんデスか?と伺うと
「いやー。そういうんではなく。亘さんがやっていたから・・・」との答え。
作業には小さなお嬢さんの姿も。
「あの子が蛍の住処を自分で作ったんやって記憶に残ってくれたらいい。
蛍は誰のもんでもなくみんなのもの。
一匹の蛍をみんなで見て楽しむもの。」と亘さん。
また「上流をきれいにしたら下流にはもっと人がいるし川はきれいになっていく」
と殿川のもっともっと上流から作業を続けてきたそうデス。
長年の作業の中では独善的になったこともあったと言いマス。
でもそれをそばで見ていた人たちがこうやって集まって
また、蛍の季節には蛍を楽しむ人がもっと集まる、それが全ての結果なのでは・・・
とフクロウには思えマス。
この季節は蛍は見られマセンが、6月頃から成虫になった
国蝶オオムラサキが飼育小屋で自由に見学できマスよ!
オオムラサキには榎(えのき)の樹液が必要だそうで
榎のある山の中でしか見ることができマセン。
全国的にいくつかの団体がオオムラサキの飼育に取り組んでいるそうで
中山にはもともと榎があることから飼育に取り組むことになったようデス。
「子どもたちが自由に見て触ってくれていい。
もしも蝶が死んでしまってもかまわない。
その代りそのあとはちゃんと土に還してくれたらいいんです。」
中山自然美術館では作品とともに中山の生き物たちにも
注目して夏の中山を楽しんでクダサイ。
オオムラサキの飼育小屋は作品のある農具小屋の近くデス。
見学の際は戸の開け閉めには十分注意して
開けっ放しにならないようにしてクダサイよ!
<関連記事>
中山自然美術館〜8月30日まで
蛍で夕涼み(ニーナ)
中山 ホタルの郷を楽しむ(ニーナ)
蛍の季節デス〜国民宿舎小豆島(オリーヴァー)
野卵会〜第9回吉田ホタルまつり(オリーヴァー)
今年も夢虫〜カブトムシ配布中(オリーヴァー)